特許
J-GLOBAL ID:201703009986409357

液体クロマトグラフ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-020483
公開番号(公開出願番号):特開2017-138248
出願日: 2016年02月05日
公開日(公表日): 2017年08月10日
要約:
【課題】インジェクタとカラムの間及びカラムと検出器の間の配管の容量が相違する異なる装置間でも、同一成分に対する保持時間の揃ったクロマトグラムの取得を可能とする。【解決手段】分析開始前にユーザーは、移動相流量等の分離条件のほか、基準配管容量に対する配管容量差を入力する(S1)。制御部は配管容量差と流量とから保持時間ずれを計算する(S4)。保持時間ずれの値が正値である場合には、試料注入時点から補正時間が経過したときにクロマトグラムデータの収集を開始するように、保持時間ずれの値が負値である場合にはクロマトグラムデータの収集を開始した時点から補正時間が経過したときに試料注入を行うように、試料注入部及びデータ処理部をそれぞれ制御する(S7〜S13)。それにより、移動相流量が異なる場合でも配管容量の相違に起因する保持時間ずれを補正することができる。【選択図】図3
請求項(抜粋):
移動相を送給する送液部と、その送給された移動相中に試料を注入する試料注入部と、該試料に含まれる成分を時間的に分離するカラムと、該カラムの出口から溶出する溶出液中の成分を検出する検出部と、該検出部による検出信号に基づいてクロマトグラムを作成する信号処理部と、を具備する液体クロマトグラフ装置において、 a)前記試料注入部から前記カラムの入口までの間の配管及び/又は該カラムの出口から前記検出部までの間の配管の容量に関する配管情報をユーザーが設定するための配管情報設定部と、 b)前記配管情報とその分析時点での分離条件として定められている移動相流量とに基づいて、前記配管容量が所定の基準容量であるときの基準保持時間との保持時間のずれを算出する保持時間ずれ算出部と、 c)前記保持時間ずれ算出部で算出された保持時間ずれに応じて、前記試料注入部において移動相中に試料を注入するタイミングと、前記信号処理部において作成するクロマトグラム上で保持時間がゼロとされるタイミングとを調整するように、前記試料注入部及び前記信号処理部を制御する制御部と、 を備えることを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
IPC (4件):
G01N 30/24 ,  G01N 30/26 ,  G01N 30/02 ,  G01N 30/86
FI (5件):
G01N30/24 A ,  G01N30/24 L ,  G01N30/26 L ,  G01N30/02 Z ,  G01N30/86 M
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 分析システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2013-084950   出願人:株式会社日立ハイテクノロジーズ
  • 遊離シアン測定装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-138506   出願人:横河電機株式会社
  • 特開昭61-118659
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審査官引用 (4件)
  • 分析システム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2013-084950   出願人:株式会社日立ハイテクノロジーズ
  • 遊離シアン測定装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-138506   出願人:横河電機株式会社
  • 特開昭61-118659
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