特許
J-GLOBAL ID:201703011391512337

自立運転機能を有する系統連系用電力変換装置、及びその起動制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 板谷 康夫 ,  水田 愼一 ,  板谷 真之
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-106031
特許番号:特許第6097864号
出願日: 2016年05月27日
要約:
【課題】自立運転機能を有する系統連系用電力変換装置において、突入電流防止回路を設けることなく、装置の起動時における、インバータと商用電力系統との間に設けられたコンデンサへの突入電流を抑制する。 【解決手段】蓄電ハイブリッド発電システム1の起動後に、インバータ5からの出力電圧(自立系統電圧esd)の振幅を段階的に増加させて、検出された商用系統電圧euwの振幅に合わせてから、インバータ5を商用電力系統3に接続して、系統連系運転を開始する。これにより、装置の起動時に、インバータ5と商用電力系統3との間に設けられたコンデンサCfに印加される電圧が、0Vから商用系統電圧euwに急増することを防ぐ。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
【請求項1】 分散型電源を商用電力系統に連系するための系統連系用電力変換装置であって、 前記分散型電源と前記分散型電源から出力された電力を貯蔵する電力貯蔵装置との少なくとも一方から入力された電力に基づく直流電力を、交流電力に変換するインバータと、 前記インバータと前記商用電力系統との間に接続されたコンデンサと、 前記商用電力系統の電圧である商用系統電圧の振幅を検出する商用電圧振幅検出手段と、 前記インバータからの出力電圧の振幅を、所定の値から段階的に増加させて、前記商用電圧振幅検出手段で検出された商用系統電圧の振幅に合わせる振幅調整手段と、 前記商用系統電圧の位相角を検出する商用電圧位相角検出手段と、 前記インバータからの出力電圧の位相角を検出する出力電圧位相角検出手段と、 前記出力電圧位相角検出手段によって検出された前記インバータからの出力電圧の位相角と、前記商用電圧位相角検出手段によって検出された商用系統電圧の位相角との位相差が、所定の範囲内の値になるように、前記インバータからの出力電圧の位相角を調整する位相角調整手段と、 前記分散型電源の前記商用電力系統への連系状態と解列状態とを切り替えるための系統連系用スイッチと、 前記系統連系運転を開始する前に、前記系統連系用スイッチを前記連系状態に切り替えた時における、前記出力電圧位相角検出手段によって検出された位相角と、前記商用電圧位相角検出手段によって検出された位相角との差である検出位相差に基づいて、前記系統連系用スイッチの断線を検知し、前記系統連系用スイッチを前記解列状態に切り替えた時における前記検出位相差に基づいて、前記系統連系用スイッチの溶着を検知する断線溶着検知手段と、 装置の起動後に、前記振幅調整手段によって、前記インバータからの出力電圧の振幅を、前記商用電圧振幅検出手段で検出された商用系統電圧の振幅に合わせてから、前記インバータを前記商用電力系統に接続して、系統連系運転を開始するように制御する起動制御手段とを備える、自立運転機能を有する系統連系用電力変換装置。
IPC (5件):
H02J 3/38 ( 200 6.01) ,  H02J 3/32 ( 200 6.01) ,  H02J 3/18 ( 200 6.01) ,  H02J 7/35 ( 200 6.01) ,  H02M 7/48 ( 200 7.01)
FI (7件):
H02J 3/38 180 ,  H02J 3/38 130 ,  H02J 3/32 ,  H02J 3/18 135 ,  H02J 7/35 K ,  H02M 7/48 R ,  H02M 7/48 M
引用特許:
出願人引用 (5件)
全件表示
審査官引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る