特許
J-GLOBAL ID:201703017807542123
サポート材溶解廃液からの水溶性ポリエステル樹脂の回収方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-101644
公開番号(公開出願番号):特開2016-215109
出願日: 2015年05月19日
公開日(公表日): 2016年12月22日
要約:
【課題】耐吸湿性に優れるサポート材用の材料を用いる熱溶融積層方式の三次元物体の製造過程で生じる廃液から水溶性ポリエステル樹脂を安全に回収することができ、環境への負荷を低減することができる水溶性ポリエステル樹脂の回収方法を提供する。【解決手段】 熱溶融積層方式による三次元物体の製造過程で、三次元物体及びサポート材を含む三次元物体前駆体を水性洗浄剤に接触させて三次元物体前駆体からサポート材を除去する際に生じる、サポート材が溶解及び/又は分散した廃液から前記サポート材に含有される水溶性ポリエステル樹脂を回収する水溶性ポリエステル樹脂の回収方法であって、廃液に特定種の金属塩を添加する工程と、加熱処理して水溶性ポリエステル樹脂を析出させる工程と、析出した水溶性ポリエステル樹脂を廃液から分離及び回収する工程とを有する水溶性ポリエステル樹脂の回収方法。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
熱溶融積層方式による三次元物体の製造過程で、三次元物体及びサポート材を含む三次元物体前駆体を水性洗浄剤に接触させて三次元物体前駆体から前記サポート材を除去する際に生じる、前記サポート材が溶解及び/又は分散した廃液から前記サポート材に含有される水溶性ポリエステル樹脂を回収する水溶性ポリエステル樹脂の回収方法であって、
前記廃液に、カルシウム塩、マグネシウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アルミニウム塩、及び鉄塩からなる群より選ばれ、水への溶解度が1g/100cm3以上である金属塩からなる群より選ばれる1種以上を添加する金属塩添加工程と、
前記金属塩添加工程の後、前記金属塩が添加された廃液を30°C以上で加熱処理して水溶性ポリエステル樹脂を析出させる水溶性ポリエステル樹脂析出工程と、
前記水溶性ポリエステル樹脂析出工程の後、析出した水溶性ポリエステル樹脂を前記廃液から分離及び回収する水溶性ポリエステル樹脂回収工程とを有し、
前記金属塩添加工程における前記金属塩の添加量が、前記金属塩がカルシウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩、及び鉄塩からなる群より選ばれるいずれか1種以上の場合は前記廃液中に溶解及び/又は分散している前記水溶性ポリエステル樹脂100質量部に対して5質量部以上1000質量部以下であり、前記金属塩がナトリウム塩、及びカリウム塩からなる群より選ばれるいずれか1種以上の場合は前記廃液中に溶解及び/又は分散している前記水溶性ポリエステル樹脂100質量部に対して100質量部以上1000質量部以下である、水溶性ポリエステル樹脂の回収方法。
IPC (4件):
C02F 1/58
, B29C 67/00
, B33Y 10/00
, C02F 1/52
FI (4件):
C02F1/58 E
, B29C67/00
, B33Y10/00
, C02F1/52 H
Fターム (34件):
4D015BA03
, 4D015BA19
, 4D015BB05
, 4D015BB13
, 4D015CA08
, 4D015DA03
, 4D015DA05
, 4D015DA13
, 4D015DA16
, 4D015DA19
, 4D015DA22
, 4D015DA25
, 4D015DA39
, 4D015DA40
, 4D015EA04
, 4D015EA10
, 4D015EA32
, 4D015EA35
, 4D015EA39
, 4D038AA08
, 4D038AB21
, 4D038BA06
, 4D038BB01
, 4D038BB17
, 4D038BB18
, 4D038BB20
, 4F213AA24
, 4F213WA25
, 4F213WB01
, 4F213WL02
, 4F213WL23
, 4F213WL27
, 4F213WL32
, 4F213WL62
引用特許: