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J-GLOBAL ID:201802213422349462   整理番号:18A1052165

地球の気候を制御する海大陸の海岸線

Maritime continent coastlines controlling Earth’s climate
著者 (10件):
資料名:
巻:号: Apr  ページ: 5:21 (WEB ONLY)  発行年: 2018年04月 
JST資料番号: U0650A  ISSN: 2197-4284  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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モンスーンアジア水文大気科学研究計画(MAHASRI;2006-16)期間で,(IMC)インドネシア海大陸(IMC)上で海大陸レーダネットワーク構築(HARIMAU;2005-10)と気候学研究のためのプロトタイプ研究所Maritime Continent Center of Excellence(MCCOE;2009-14)の構築という2つのプロジェクトを実施した。ここでは,これらのプロジェクトで研究されたIMC上の世界最大の「領域」降雨の気候学的特徴をレビューする。IMC上の大気変動の基本モードは,陸地-海洋間の温度コントラストにより海岸線に沿って発生する日周期である:午後の陸域は正午前の晴天日射により海よりも暑くなり,夕方の降雨によって引き起こされるスプリンクラーの様な陸域の冷却(温帯の晴れた夜間の放射冷却とは異なる)によって日の出前とは正反対のコントラストがある。したがって,温帯と異なり,IMC上の日周期は雨季においてより重要である。季節内,季節から年及び経年の気候変動性は日周期の振幅変調として現れる。例えば,ジャワとバリにおいて,雨季は南半球の夏にあり,晴天の朝の陸域の加熱と午後の海風による水蒸気輸送が最大日射の季節において最も強い。エルニーニョの期間は,IMCを囲む冷たい海水は,朝の海洋性の対流と降雨を通常より弱くする。日周期は低気圧活動がほとんどない赤道付近で対流雲を発生させるほとんど唯一の機構であるので,熱帯における局所年間降雨量は沿岸距離の急激な減少関数(自然対数スケールで100-300km)であり,地域の年間降雨量は水平分解能100kmで測定された海岸線密度の増加関数である。海岸線密度効果が降雨とIMC上の潜熱加熱が地球表面の4%のみを占める地域が全球平均の2倍であることを説明する。全IMCにわたってほぼ同期的に現れる日周期は,IMC対流と地球気候との間のテレコネクションを発生させる。従って,高分解能(<<100km;<<1日)観測とIMC上のモデルは,局地的な防災と地球規模の気候予測の両方を改善するために不可欠である。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (1件):
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大気大循環,熱帯気象 
タイトルに関連する用語 (3件):
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