文献

J-GLOBAL ID：201802213563213985   整理番号：18A1892127

2種類の長期波浪推算資料の韓国沿岸での精度検証

VERIFYING ACCURACY OF TWO TYPES OF LONG-YEAR WAVE HINDCASTING DATA SAMPLES AT EACH OF THE ONSHORE STATIONS ALONG THE KOREAN COASTS

著者 (6件)： 井内国光 (愛媛大学大学院 理工学研究科) ,  野中浩一 ((前)愛媛大学) ,  山口正隆 (愛媛大学) ,  宇都宮好博 (一般財団法人日本気象協会 事業本部) ,  畑田佳男 (愛媛大学大学院 理工学研究科) ,  日野幹雄 (株式会社テクノシステム)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 74  号： 2  ページ： I_599-I_604(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高い時空間解像度をもつ気象庁MSM風資料を入力海上風分布とした高地形解像度条件での第一世代1点浅海モデル(BRTM)および中規模地形解像度条件での第三世代モデルSWAN(Version40.91ABC)による長期波浪推算システムをそれぞれ韓国沿岸18地点別ならびに北西太平洋領域での13年間にわたる波浪推算に適用し,上記の地点に加えて後者ではわが国太平洋岸12地点の観測値との比較から精度を調べて,つぎの成果を得た.1) BRTMは韓国沿岸の全域に分布する観測地点の波高・周期に対して良好な再現性を示す.2) SWANは韓国沿岸地点のみならずわが国太平洋岸地点において波高に対して観測結果より高めの値を,周期に対して低めの値を生じる傾向にある.前者は地形解像度の不足,後者は減衰項などの定式化の問題に起因すると考えられる.(著者抄録)

シソーラス用語： *推定 ,  大韓民国 ,  沿岸 ,  *検証 ,  精度 ,  *長期予測 ,  特性 ,  海上風 ,  風況 ,  風の場 ,  海洋モデル ,  計算モデル ,  モデル ,  北西太平洋 ,  太平洋沿岸 ,  波浪モデル ,  *波浪推算 ,  中規模モデル ,  場
準シソーラス用語： メソスケールモデル ,  韓国 ,  *精度検証 ,  波候 ,  風速場

著者キーワード (5件)： long-year wave hindcasting ,  MSM winds ,  ray tracing model and SWAN ,  Korea and Japan ,  coastal waves

分類 (1件)： 波浪,潮流  (DC06040R)

引用文献 (8件)：

• 1) 山口正隆,畑田佳男,大福学,西岡賢嗣:波浪追算に基づく日本海沿岸での波候の推定,自然災害科学,Vol. 1,9-3,pp. 18-42,1990.
• 2) 野中浩一,山口正隆,井内国光,日野幹雄,畑田佳男:気象庁MSM風資料の精度評価,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 72,No. 2,pp. I_336-I_341,2016.
• 3) 山口正隆,畑田佳男,宇都宮好博:一地点を対象とした浅海波浪推算モデルとその適用性,土木学会論文集,第381号/II-7,pp. 151-160,1987.
• 4) Booij, N, , Ris, R. C.. and Holthuijsen, L. H. : A third -generation wave model for coastal regions, I. Model description and validation, Jour. Geophys. Res., 104(C4), pp. 7649-7666, 1999.
• 5) 野中浩一,山口正隆,畑田佳男,井内国光,宇都宮好博,日野幹雄:気象庁MSM風資料と1点浅海モデルを用いた長期波浪推算システムの日本海への適用,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 72,No. 2,pp. I_133-I_138,2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 長期 ,  波浪推算 ,  資料 ,  韓国 ,  沿岸 ,  精度検証