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J-GLOBAL ID:201802213630700893   整理番号:18A1356063

アンギオテンシンIIは血管内皮細胞における接着分子の活性化を介して黒色腫の肺転移を促進する【JST・京大機械翻訳】

Angiotensin II promotes pulmonary metastasis of melanoma through the activation of adhesion molecules in vascular endothelial cells
著者 (22件):
資料名:
巻: 154  ページ: 136-147  発行年: 2018年 
JST資料番号: B0128A  ISSN: 0006-2952  CODEN: BCPCA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高血圧は癌進行因子の一つと考えられ,癌患者においてしばしば共存することが見出されている。レニン-アンギオテンシン系(RAS)は血圧の調節において重要な役割を果たし,アンギオテンシンII(AngII)はRASと関連する良く知られたプレッサペプチドである。AngIIは癌細胞の進行と転移を加速することが報告されている。しかし,その正確な機構は完全には理解されていない。本研究では,血管内皮細胞における接着経路を中心に,AngIIがマウスメラノーマ細胞における血行性転移を悪化させる機構を解明することを試みた。この目的のために,AngII1型受容体(AT1R)を発現しないB16/F10マウスメラノーマ細胞をC57BL/6マウスに静脈内投与した。細胞注入の2週間後に,肺転移コロニーの数は,賦形剤処置群よりAngII処置群(1μg/kg/分)で有意に高かった。AT1R遮断薬バルサルタン(40mg/kg/日)は,カルシウムチャンネル遮断薬アムロジピン(5または10mg/kg/日)ではなく,AngIIの効果を有意に抑制した。内皮特異的Agtr1aノックアウトマウスにおいて,メラノーマ細胞の肺転移のAngII仲介加速は有意に減少した。AngII処理は,肺組織から採取した血管内皮細胞におけるE-セレクチンmRNA発現を有意に増加させ,その結果,血管内皮へのメラノーマ細胞の接着を促進した。メラノーマ細胞のAngII促進肺転移は,抗E-セレクチン抗体(20mg/kg)による治療により抑制された。まとめると,AngII処理は,血管内皮細胞への癌細胞のE-セレクチン仲介接着を促進することにより血行性癌転移を悪化させる。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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血管系  ,  交感神経興奮薬の基礎研究 

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