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J-GLOBAL ID：201802213735706813   整理番号：18A1982033

インドネシアにおける津波の脆弱性特性:災害統計データベースのためのグローバルセンターの分析

Vulnerability Characteristics of Tsunamis in Indonesia: Analysis of the Global Centre for Disaster Statistics Database

著者 (8件)： SUPPASRI Anawat (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  MUHARI Abdul (Ministry of Marine Affairs and Fisheries, Jakarta, IDN) ,  SYAMSIDIK (Syiah Kuala Univ., Banda Aceh, IDN) ,  YUNUS Ridwan (United Nations Dev. Programme (UNDP) Indonesia Country Office, Jakarta, IDN) ,  PAKOKSUNG Kwanchai (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  IMAMURA Fumihiko (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  KOSHIMURA Shunichi (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  PAULIK Ryan (National Inst. of Water and Atmospheric Res. (NIWA), Wellington, NZL)
資料名： Journal of Disaster Research  (Journal of Disaster Research)
巻： 13  号： 6  ページ： 1039-1048  発行年： 2018年11月01日 
JST資料番号： F1399A  ISSN： 1881-2473  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 地域災害データは,災害の特性を理解し,潜在的軽減対策を特定するために重要である。しかし,多くの国々は,各災害イベントに対する死亡者数や被害建物の数などの情報を含む公的な災害データベースを持っていない。災害データ収集における国と組織を支援するために,災害統計グローバルセンター(GCDS)を設立した。現在,かなりの量の津波災害データがインドネシアで利用可能である。それは歴史的津波の脆弱性特性を分析するために利用できることを示すことに使用される。1861年から2014年の間の13の津波イベントをカバーする53のデータポイントがある。データ利用可能性に基づいて,5つの津波イベント,すなわち1977年のスマトラ,2004年のインド洋,2006年のジャワ,2010年のメンタワイおよび2011年の東日本を選択した。死亡者の数と被害を受けた建物数を,死亡に対する最大流れ深さと建物被害率の間の比として定義される脆弱性を推定するために,ハザードデータと組み合わせて使用した。最初に避難者の数を用いて,被災人口の実際の数を推定したが,その後,このパラメータが特定の場合に被災人口を過大評価することが発見された。結果として,本研究はインドネシアにおける人々と建築物の脆弱性特性を示し,異常または巨大な津波に襲われたが,大部分は公的警報へのアクセスができないか制限された条件にある。まとめると,5mの最大流れ深さは本研究の大部分のインドネシア津波において,約100%の死亡率を引き起こした。一方,2011年の日本津波における死亡率は,早期警報と高い災害意識のために10%に制限された。公的警報,避難,津波教育のような効果的な災害リスク低減活動が,特定の場所では見られた。最後に,GCDSデータベースに対する将来の津波災害データの収集を改善するために,村レベルでの災害と人口データの追加が推奨される。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *インドネシア共和国 ,  *津波 ,  リスク評価 ,  災害調査 ,  *統計データ ,  *データベース ,  研究所 ,  地理的分布 ,  マグニチュード ,  *波高 ,  最大値 ,  警報 ,  *死亡事故 ,  建築物 ,  崩壊
準シソーラス用語： GCDS

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (27件)：

• [1] Global Historical Tsunami Database, National Geophysical Data Center / World Data Service (NGDC/WDS), National Geophysical Data Center, NOAA, doi:10.7289/V5PN93H7, https://www.ngdc.noaa.gov/hazard/tsu_db.shtml [accessed March 11, 2018]
• [2] Historical Tsunami Database for the World Ocean (HTDB/WLD), Institute of Computational Mathematics and Mathematical Geophysics, Tsunami Laboratory, Novosibirsk, Russia, http://tsun.sscc.ru/tsunami-database/index.php [accessed March 11, 2018]
• [3] Japan Tsunami Trace Database, International Research Institute of Disaster Science, Tohoku University, http://tsunami-db.irides.tohoku.ac.jp/tsunami/toppage.php [accessed March 11, 2018]
• [4] Indonesian National Agency for Disaster Management, https://bnpb.go.id/en/bnpb-laravel [accessed March 29, 2018]
• [5] Indonesian National Institute of Aeronautics and Space, https://lapan.go.id/ [accessed March 29, 2018]

タイトルに関連する用語 (9件)： インドネシア ,  津波 ,  脆弱 ,  性特性 ,  災害 ,  統計データベース ,  グローバル ,  センター ,  分析