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J-GLOBAL ID:201802215470238141   整理番号:18A0701845

病害虫複合抵抗性の暖地向き早生緑茶用品種‘なんめい’

‘Nanmei’, a New Early-Budding Green Tea Cultivar Resistant to Multiple-Pests, and Suitable for Warm Regions
著者 (20件):
資料名:
号:ページ: 43-57,59  発行年: 2018年03月23日 
JST資料番号: Z0033E  ISSN: 2432-6631  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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‘なんめい’は,農研機構野菜茶業研究所枕崎茶業研究拠点(現果樹茶業研究部門枕崎茶業研究拠点)において,1992年に‘さやまかおり’を種子親,枕崎13号を花粉親として交配した実生群から選抜,育成された品種であり,2014年2月27日に品種登録された。なお,選抜の過程でクワシロカイガラムシ抵抗性についてDNAマーカー選抜を実施した。本品種は,チャにおいてDNAマーカー選抜により育成された初めての品種である。‘なんめい’の特性の概要は以下の通りである。1.一番茶の萌芽期は,育成地において‘やぶきた’よりも10日早く,一番茶摘採日は‘やぶきた’よりも6日早い早生品種である。2.早生であり霜害リスクがあること,耐寒性が弱いことから栽培適地は暖地である。3.樹姿は直立型で,樹勢は中,株張りも中である。4.系適試験における生葉収量は,‘やぶきた’を100とした場合の指数で見ると,一番茶が123,二番茶が150であり,‘やぶきた’より多収である。5.炭疽病に対する抵抗性は中,輪斑病に対する抵抗性は強である。一方,赤焼病及びもち病には抵抗性を有していない。クワシロカイガラムシに対しては抵抗性である。6.新芽は濃緑であり,製茶品質は一番茶及び二番茶においても外観・内質ともに‘やぶきた’より優れる。(著者抄録)
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分類 (3件):
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し好料作物  ,  菌類による植物病害  ,  昆虫・ダニによる植物被害 
引用文献 (12件):
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