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J-GLOBAL ID：201802216967460521   整理番号：18A1201074

マオウ属植物の栽培研究(第11報)草質茎の挿し木法の検討(4)挿し木の適期に関する研究

Studies of Cultivation of Ephedra Plants (Part 11) Multiplication of Ephedra plants from herbal stem cuttings (4) Seasonal difference in the rooting of cuttings

著者 (5件)： NI Si-ran (東京農大 農) ,  工藤喜福 (金沢大 大学院 医薬保健研究域 薬学系 分子生薬学研究室) ,  安藤広和 (金沢大 大学院 医薬保健研究域 薬学系 分子生薬学研究室) ,  佐々木陽平 (金沢大 大学院 医薬保健研究域 薬学系 分子生薬学研究室) ,  御影雅幸 (東京農大 農)
資料名： 薬用植物研究  (Japanese Journal of Medicinal Resources)
巻： 40  号： 1  ページ： 22-28  発行年： 2018年06月25日 
JST資料番号： F2095A  ISSN： 2434-7353  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは前々報でマオウ属植物の挿し木繁殖法において挿し穂に対する前処理を検討した結果,前処理の影響以上に挿し木を行う時期や種間や株間による発根能力の差異が結果を左右することを明らかにした。本報では,挿し木の適期を探る目的で,2015年から3年間にわたり,Ephedra sinica Stapf及び3株の交雑種を含む計17株のマオウ属植物の草質茎を用いた挿し木を定期的に行い,さらにE.sinicaにおける発根能力の個体間差異を調査した。その結果,E.sinicaは6~9月が挿し木の適期であることが明らかとなり,交雑種の中には冬期に休眠挿しを行うことができる株があることが明らかなった。また,E.sinica種内での発根能力の個体間差異は大きく,同一条件下で挿し木を行っても発根率が個体によって全く発根しないものから50%以上の発根率を示すものが認められ,挿し木に適した株があることが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *マオウ属 ,  *栽培管理 ,  *挿木 ,  能力 ,  個体差 ,  比率 ,  薬用植物 ,  発根 ,  Ephedra sinica ,  発根率 ,  *裸子植物
準シソーラス用語： 発根能力

分類 (1件)： 薬用植物  (FC03075M)

引用文献 (10件)：

• 前報: 倪斯然,工藤喜福,御影雅幸. マオウ属植物の栽培研究(第10報) 草質茎の挿し木法の検討(3) 挿し穂の前処理が発根に及ぼす影響. 薬用植物研究, 39(1), 13-21 (2017).
• 倪斯然,佐々木陽平,野村行宏,月元洋輔,金田あい,安藤広和,三宅克典,御影雅幸. マオウ属植物の栽培研究(第5報) 草質茎の挿し木法の検討(2). 薬用植物研究, 37(2), 1-8 (2015).
• 町田英夫. さし木のすべて. 誠文堂新光社. 東京. 1974.
• 安藤広和・北村雅史・佐々木陽平・北岡文美代・御影雅幸. マオウ属植物の栽培研究(第8報) 旧国立衛生試験所が導入し保存されてきたマオウ属植物Ep-13の遺伝的背景について. 薬用植物研究, 38(2), 1-9 (2016).
• 厚生労働省編, 第十七改正日本薬局方 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-1120000-Iyakushokuhihkyoku/JP17.pdf (2016.10).

タイトルに関連する用語 (6件)： マオウ属 ,  植物 ,  栽培 ,  研究 ,  茎 ,  挿し木