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J-GLOBAL ID:201802217950581556   整理番号:18A0000334

九州における2016年熊本地震系列のセントロイドモーメントテンソルのベイズ推定と解釈

Bayesian inference and interpretation of centroid moment tensors of the 2016 Kumamoto earthquake sequence, Kyushu, Japan
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巻: 69  号: Sept  ページ: 69:134 (WEB ONLY)  発行年: 2017年09月 
JST資料番号: U0519A  ISSN: 1880-5981  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2016年4月16日,熊本県は浅いMJMA7.3の地震によって壊滅させられた。本震の28時間前にMJMA6.5の前震が始まった。これらは,本震の布田川断層を横切る日奈久断層帯に由来するものであり,したがって,この地震系列の構造的背景はかなり複雑である。ここでは,K-NET,KiK-net及びF-net観測網の強震動記録を用いて,MJMA4.8~6.5の11地震についてのセントロイドモーメントテンソル(CMTs)を推定した。速度モデルの不確定性を考慮した改善されたベイズ全波形逆解析コードISOLA-ObsPyを使用した。こうしたアプローチは,重心位置を含むCMTパラメータの不確定性を確実に評価することを可能にした。これらの解は,地震系列全体にわたり有意で系統的な空間的・時間的変動を示した。前震は,NE-SWの剪断帯に接続された右横ずれ急峻傾斜の地震である。日奈久と布田川断層帯の交点近くに決定された震源はESEにわずかに傾斜しているが,南部の震源はWNWに傾斜している。逆に余震は,N-Sの伸張地殻構造に関連して,ほとんど正断層地震であった。偏差モーメントテンソルの大部分は,速度モデルの不確実性に起因するわずかなCLVD成分しか含んでいない。それにもかかわらず,CMTsのうちの2個は,かなりのCLVD成分を含み,それは複雑な破壊のプロセスを反映している可能性がある。これらのモーメントテンソルを2つの純粋な剪断モーメントテンソルに分解すると,日奈久と布田川断層帯の交点の構造的設定と整合して,右横ずれ滑りと正断層滑りのメカニズムが組み合わさっていることが示唆される。(翻訳著者抄録)
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地震の物理的性質 
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