抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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安心・安全で高効率な次世代モビリティを目指して,高度運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance System)や自動運転技術の研究開発が進められている。ADASや自動運転には,自車の周囲環境を認識するために光学カメラ,LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging),ミリ波レーダ,ソナーなどの各種センサが用いられる。ミリ波FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)レーダは相対距離と速度を同時に計測可能で,雨天・夜間性能に優れており,広帯域を利用できるため高い距離計測精度を達成できることから,車載センサとして有望と期待されている。しかし,将来,ADASや自動運転のためのレーダを搭載した自動車が普及すると,レーダ間干渉による対象物の誤検出や不検出が問題になる。本文では,自動運転におけるミリ波帯FMCWレーダ間干渉について解説すると共に,筆者らの研究グループにおけるFMCWレーダ用干渉軽減技術の研究開発の取組みとを紹介し,干渉軽減における車載用ミリ波帯FMCWレーダの標準化の重要性を指摘する。(著者抄録)