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J-GLOBAL ID：201802220256733997   整理番号：18A0989937

導流工を用いた河岸凹部の土砂堆積制御

CONTROL OF TRAINING DIKE ON SEDIMENT DEPOSITION IN A RIVERSIDE CONCAVITY ZONE

著者 (3件)： 冨永晃宏 (名古屋工業大学大学院 社会工学専攻) ,  加藤智道 (大成建設株式会社) ,  庄建冶朗 (名古屋工業工学部 都市社会工学科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 73  号： 4  ページ： I_691-I_696(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河岸に設けられた凹部は,しばしば堆積によって埋没してしまうことが問題となっている.本研究では,凹部内の土砂堆積を抑制又は除去するために,凹部入口の上流に導流工を設置し,導流工が凹部内の流れと土砂堆積に及ぼす効果を実験的および数値的に検討した.導流工の長さ,設置角度,設置間隔を変化させ,その影響を調べた.凹部内の土砂堆積量は,導流工によって創出された掃流効果により,ほとんどのケースで減少した.しかし,掃流砂が卓越するケースでは,ときたま堆積量が増大することがあった.導流工によって誘起された流れの角度と流速が増大するとともに,凹部内の土砂堆積量が減少することが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： *河岸 ,  凹形 ,  *堆積 ,  制御 ,  建設工法 ,  遊水池 ,  河道 ,  数値解析 ,  流送土砂 ,  *流れ構造 ,  粒子画像流速測定 ,  ワンド ,  水理模型実験 ,  浮遊土砂
準シソーラス用語： 水理模型試験 ,  掃流砂 ,  *土砂堆積 ,  導流工 ,  浮遊砂

著者キーワード (4件)： riverside concavity ,  training dike ,  flow structure ,  sand deposition

分類 (1件)： 河川工事  (RC12030X)

引用文献 (12件)：

• 1) 禰津家久,鬼束幸樹,高橋俊介,乙志和孝:開水路側壁凹部流れの水面・流速変動特性と開口部形状の効果,土木学会論文集II,712巻,II-60号,pp. 1-10,2002.
• 2) 冨永晃宏,堀部扶実,榊卓也:わんどの開口部遮蔽による土砂堆積抑制効果,土木学会論文集 B1,Vol. 67,No. 4,I_1057-I_1062,2011.
• 3) 冨永晃宏,小島直也,市川亜也佳:開水路側岸凹部の流れ構造に及ぼす対岸水制の影響,土木学会論文集A2(応用力学),Vol. 69, No. 2, pp. I_519-I_528,2013.
• 4) 冨永晃宏,庄建冶朗,加藤智道,小島直也:水制による河岸凹部の流れ構造の制御に関する研究,土木学会論文集B1(水工学) Vol. 71, No. 4, I_649-I_654, 2015.
• 5) 冨永晃宏・小島直也・庄建冶朗・加藤智道:水制による河岸凹部の土砂堆積制御に関する研究,土木学会論文集B1(水工学)Vol. 72, No. 4, I_541-I_546, 2016.

タイトルに関連する用語 (2件)： 河岸 ,  土砂堆積