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J-GLOBAL ID：201802221009269643   整理番号：18A1339603

EEM-PARAFAC解析による河北潟流域の溶存態有機物の動態調査

DINAMICS OF DISSOLVED ORGANIC MATTER IN THE LAKE KAHOKUGATA BASIN

著者 (5件)： 末永遼 (金沢大学大学院自然科学研究科) ,  小杉優佳 (金沢大学大学院自然科学研究科) ,  高野典礼 (石川工業高等専門学校) ,  本多了 (金沢大学理工研究域環境デザイン学系) ,  池本良子 (金沢大学理工研究域環境デザイン学系)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 7  ページ： III_229-III_239(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本海側の中規模海跡湖である河北潟の有機物の起源を推定するために,流域の水質調査を行った.その結果,夏季における有機物濃度の上昇の多くが溶存態有機物(DOM)の増加によるものであり,これは流入河川のDOMの増加に起因すると推定された.また,流入河川のDOMの増加は中流部でも同様に認められたことから,DOMの起源は河川上流部であることが示された.次に,流入する代表河川のDOMの動態をEEM-PARAFAC解析を用いて解析した結果,河川上流部からDOMの増加が認められ,上流部に点在するため池および水田からの流出が起源と推定された.(著者抄録)

シソーラス用語： ラグーン ,  *湖沼汚濁 ,  河川汚濁 ,  COD【水質】 ,  石川県 ,  水質 ,  水質試験 ,  河川 ,  *有機物 ,  *有機化合物 ,  因子分析 ,  季節的変動 ,  溜池 ,  水田 ,  富栄養化 ,  蛍光測定
準シソーラス用語： PARAFAC ,  河北潟 ,  *難分解性有機物 ,  *溶存態有機物 ,  流入河川 ,  励起・蛍光マトリックス ,  EEM-PARAFAC

著者キーワード (4件)： 河北潟 ,  湖沼 ,  難分解性有機物 ,  EEM-PARAFAC解析

分類 (1件)： 湖沼汚濁  (SB02030Q)

引用文献 (19件)：

• 1) 石川県環境保安部 : 河北潟水質保全対策検討調査報告書, 2006.
• 2) 安田能生弘, 牧野雅英, 谷村睦美, 亀井とし : 河北潟における難分解性有機物に関する実態調査(中間報告), 石川保環研報, pp. 38-41, 2013.
• 3) 佐藤祐一, 岡本高弘, 早川和秀, 大久保卓也, 小松英司 : 琵琶湖における難分解性有機物の起源:発生源における生分解性試験とボックスモデルによる推計, 水環境学会誌, Vol. 39, No. 1, pp. 17-28, 2016.
• 4) 岡本高弘, 佐藤祐一, 早川和秀, 古角恵美 : 難分解性有機物を含めた有機物による琵琶湖の水質汚濁メカニズムについて, 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター研究報告書第5号, pp. 25-35, 2008.
• 5) 今井章雄, 松重一夫 : 湖沼において増大する難分解性有機物の発生源と影響評価に関する研究, 国立環境研究所特別研究報告, SR-36-2001, 2001.

タイトルに関連する用語 (5件)： 解析 ,  河北潟 ,  流域 ,  溶存態有機物 ,  調査