抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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宿泊施設はそれぞれ基準となる宿泊価格を設定し,その価格にプランの内容,部屋の種類,日付に応じた変動価格を加えることで価格は決定されているが,全国の宿泊施設がどのように価格設定を行っているかは公表されておらずわかっていない。そこで本研究では,全国の宿泊施設における宿泊価格を分析し,全国の宿泊施設が日付に対応してどのように価格変動を行っているのかを明らかにした。宿泊施設は夕食を付けるかで2つに大きく分かれ,夕食を付ける宿泊施設は連休のときのみ価格を上げるだけであり,その他の日程では価格変動を行わないことがわかった。夕食を付けない宿泊施設は空き室状況に応じて細かな価格変動を行っていることが多いが,そのように細かく大きく日付に対して価格変動を行っている宿泊施設と,全く価格変動を行わない宿泊施設に分かれた。その分かれる理由としては宿泊価格があまり影響しないことを明らかにした。このような結果から夕食付の宿泊施設では細かな価格変動を行うことで利益を拡大できる可能性が高いことがわかる。また,夕食なしの宿泊施設のうち価格変動を行わなっていない宿泊施設については,本研究で明らかにした価格変動を行う宿泊施設の価格を参考にすることで利益を拡大する価格設定が可能になるはずだ。(著者抄録)