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J-GLOBAL ID:201802223203532774   整理番号:18A0396879

カルニチン/有機カチオン輸送体1 エルゴチオネイン軸の障害は慢性腎臓病における腸輸送体機能障害により仲介される【Powered by NICT】

Impairment of the carnitine/organic cation transporter 1-ergothioneine axis is mediated by intestinal transporter dysfunction in chronic kidney disease
著者 (17件):
資料名:
巻: 92  号:ページ: 1356-1369  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0559B  ISSN: 0085-2538  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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カルニチン/有機カチオン輸送体1(OCTN1)は食物誘導酸化防止剤,エルゴチオネインの特異的輸送体である。エルゴチオネインは腸OCTN1,血流による分散,によって吸収され,OCTN1による各臓器に組み込んだ。OCTN1発現は損傷組織でアップレギュレートされ,エルゴチオネイン取り込みを促進する酸化ストレスに起因する更なる損傷を低減した。しかし,腎臓腸クロストークと慢性腎臓病(CKD)進行におけるオクトン1 エルゴチオネイン軸の役割は不明のままである。腸OCTN1によるエルゴチオネイン取込を評価し,OCTN1の発現を確認した。エルゴチオネインを吸収するOCTN1の能力は,CKDを有するマウスで減少した。OCTN1機能障害と組み合わせて,腸管頂端細胞膜に及ぼすOCTN1局在はCKDを有するマウスにおいて阻害された。プロテオーム解析,RT-PCR,ウェスタンブロット法,および免疫組織化学は,輸送体の局在化を調節するPDZK1ドメイン含有蛋白質,PDZ(PSD95,DlgとZO1)はCKDを有するマウスで低下していることを明らかにした。食品からの減少した腸エルゴチオネイン取込はCKDを伴うマウスの血液中のエルゴチオネインレベルを低下させた。CKDマウスの腎臓に上昇したOCTN1発現及びエルゴチオネイン取込にもかかわらず,エルゴチオネインレベルは増加しなかった。CKDにおけるオクトン1 エルゴチオネイン軸の役割を同定するために,CKDのOCTN1ノックアウトマウスにおける腎障害と酸化ストレスを評価し,腎線維症が悪化したことを見出した。酸化ストレス指標は,OCTN1ノックアウトマウスで増加した。さらに,CKD患者の血液中のエルゴチオネイン濃度は減少し,腎移植後に回復した。輸送体により仲介される新規な器官間相互作用は,CKD進行と関連している。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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泌尿生殖器の基礎医学  ,  泌尿生殖器疾患の薬物療法  ,  泌尿生殖器の疾患 

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