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J-GLOBAL ID:201802223231032476   整理番号:18A1924513

火山ガラス-酸性泉系相互作用に関する実験的研究

Experimental Study on Interaction between Volcanic Glass-Acidic Spring Water
著者 (5件):
資料名:
巻: 68  号:ページ: 84-98  発行年: 2018年09月30日 
JST資料番号: F0950A  ISSN: 0030-2821  CODEN: ONKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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酸性泉と火山ガラスとの相互作用について,開放形に改良したソックスレー抽出器を用い,pH2および4の塩酸,硝酸,硫酸,およびCO2飽和水,蒸留水を用いて,50°Cで約2年間,長野県和田峠産黒曜岩を対象に人工風化実験を行い,反応後の試料溶液および岩石表面の化学的検討,二次鉱物の検討を行った。3種酸溶液およびCO2飽和水との反応で黒曜岩表面には,溶脱による窪みや不規則な割れ目がみられた。変質した岩石表面の(Mg+Fe)/(Si+Al)および(Na+K+Ca)/(Si+Al)のモル比は,実験日数の増加に伴って減少した。岩石表面の二次鉱物としてpH2塩酸溶液でハロイサイトが,pH4硝酸溶液で雲母粘土鉱物/スメクタイトおよび緑泥石/スメクタイトの各混合層鉱物が認められた。溶脱した各元素量と新鮮な黒曜岩中の各元素量との関係は,pH2および4の3種酸溶液でMg,Ti,Fe,Zn,Cu,Srは溶脱しやすく,Si,Na,K,Zr,Rb,Yは溶脱しにくいことを示した。岩石中の全元素量に対する各元素量と,溶脱した全元素量に対する各元素量との関係はAl,Na,K,Ca,Mn,Rb,Zr以外は選択的溶脱を,またREEはLa,Eu以外は強酸で化学量論的溶脱の傾向を示した。風化変質作用で移動しやすいとされる不適合元素LILEのKは溶脱しにくく,逆に移動しにくいとされるHFSEのTiは溶脱しやすい結果が得られた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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火山岩  ,  岩石圏の地球化学一般 
引用文献 (8件):
タイトルに関連する用語 (4件):
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