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J-GLOBAL ID:201802223548739480   整理番号:18A1117607

ガラスにコーティング可能なペプチド凍結予防剤の分子設計

Design of an Anti-freeze Material for Application to a Glass Surface
著者 (5件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 174-183  発行年: 2018年06月30日 
JST資料番号: S0871A  ISSN: 0285-3787  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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異物が存在しない純水は氷の核を生成しないため,凝固点よりも低い温度まで冷却しても凝固しないことがある。この現象は「過冷却現象」と言われている。このような過冷却現象を促進する抗氷核活性剤(過冷却促進剤)がこれまでにいくつか報告されており,氷点下でも凍らない水を作ることが出来る。食品廃棄物から抗氷核活性物質の検索を行ったところ,餡粕はペプチド結合を有する化合物を含み,かつ主鎖にチロシンが関わっていることが明らかになった。そこでオリゴチロシンについて抗氷核活性を評価したところ,チロシン3量体が最も高い過冷却促進活性を示すことがわかった。本研究ではチロシン3量体とガラスと特異的に相互作用するポリ4-ビニルピリジンとをハイブリッドすることにより,ガラス表面の凍結防止効果について検討した。その結果,P4VP-(Gly)n-Tyr-Tyr-Tyr(n=3,5,7)ハイブリッド体をガラスに固定化することでガラス表面に抗氷核活性を付与することができた。その際スペーサー長が活性に影響をおよぼすことも明らかになった。今後,ガラスへの吸着固定方法やガラス表面に対するハイブリッド体の密度を検討すれば,さらなる活性の向上が期待できる。(著者抄録)
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分類 (2件):
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高分子固体のその他の性質  ,  塗料の性質 

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