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J-GLOBAL ID：201802224787804643   整理番号：18A1229222

浮標動揺の画像解析によるリアルタイム波浪観測手法の開発

A REAL-TIME WAVE MONITORING SYSTEM BASED ON IMAGE ANALYSIS OF OSCILLATING BUOYS

著者 (3件)： 島津希来 (東京大学大学院 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  下園武範 (東京大学 工学系研究科社会基盤学専攻) ,  小竹康夫 (東洋建設株式会社 鳴尾研究所)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1669-I_1674(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 港湾工事において現場の波浪状況を把握することは工事可否判断や施工・安全管理を行う上で重要である.しかしながら,既存の波浪観測手法はどれも高価な上に,現場の工事状況に合わせて必要な場所の波浪情報を取得することは容易でない.本研究では,工事区域明示のため設置された浮標の動揺を遠隔地から撮影・解析することで,現場周辺の波浪情報を低コストでリアルタイムにモニタリングするシステムを構築した.システムの性能を調べるため,様々な波浪条件下で精度検証実験を行った結果,海洋工事が行われる海象条件下において十分な波浪観測性能を有することを示した.さらに,実際の工事現場においてもシステムによる波浪観測を実施し,システムの堅牢性やリアルタイム性能を確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *方式 ,  *波浪 ,  ブイ ,  揺れ ,  *画像分析 ,  監視装置 ,  計測 ,  海洋観測 ,  建設工事
準シソーラス用語： モニタリングシステム ,  リアルタイム計測 ,  *画像解析 ,  *観測手法 ,  港湾工事 ,  動揺 ,  波浪観測 ,  浮標

著者キーワード (7件)： buoy ,  real-time ,  wave monitoring ,  marine construction ,  PIV ,  caisson ,  floating body

分類 (2件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  海洋土木一般  (RC14010P)

引用文献 (6件)：

• 1) 堀沢真人,佐藤典之,大橋裕寿,赤村重紀,坂間茂,吉倉敬治 : ケーソン沈設過程の波浪中挙動,海岸工学論文集,第43巻,pp. 1001-1005,1996.
• 2) 石見剛,白石悟,名里健吾 : 外洋に面した港湾における防波堤ケーソンの据付時の動揺特性および作業限界条件,港研資料,No. 850,29p,1996.
• 3) 中村友昭,伊藤早紀,山本勘太,趙容桓,水谷法美,小竹康夫 : 3次元波浪場における上部斜面堤ケーソンの動揺特性に関する実験的研究,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 72,No. 2,pp. I_223-I_228,2016.
• 4) 秋本早紀,鈴木崇之,小竹康夫,後藤潤也 : 作業員の指示に着目した防波堤ケーソン据付工事におけるケーソンの挙動に対する一考察,土木学会論文集B3(海洋開発),Vol. 72,No. 2,pp. I_586-I_591,2016.
• 5) 小竹康夫,磯貝初奈,松村章子,佐々木淳 : 気候変動が防波堤築造工事に与える影響と対策案の検討,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 72,No. 2,pp. I_1183-I_1188,2016.

タイトルに関連する用語 (7件)： 浮標 ,  動揺 ,  画像解析 ,  リアルタイム ,  波浪観測 ,  手法 ,  開発