抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・10Pbit/s超伝送の実現に向けて,新たに114の空間チャネル数を有する6モード19コアファイバーの設計・試作を実施。
・2016年に報告した実験に使用した信号は,偏波多重四位相偏移変調(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)信号であり,使用した帯域は一般的な信号帯域であるCバンドのみ(約1530~1565nm)。
・今回,伝送容量を2Pbit/sから10Pbit/sまで約5倍に増加させるにあたり,信号の多値度をQPSKから64直交振幅変調(QAM)まで向上させ,さらに,波長多重を行う帯域をCバンドからLバンド(約1570~1605nm)まで約2倍に拡張。
・C+Lバンド全域にわたって,安定して6モード多重された64QAM信号を変復調するため,モード間の伝搬損失差をファイバーの入出力デバイス込みで1dB以下に抑圧。
・さらに,6モード19コアファイバーの各コアの外側に屈折率の低いトレンチ(溝)構造を付与することで,2016年に報告した2Pbit/s伝送時に比べ,モード間の遅延差を10分の1以下に抑圧し,かつ,ガラス径267μmでコア間のクロストークを-50dB以下に抑えることに成功。
・本実験では,12.5GHz間隔で配置した739波長チャネル(ダミーチャネル)と測定用のチャネル(1チャネル)をそれぞれ用意し,ダミーチャネルの内,測定用チャネルを1チャネルずつ挿抜しながら,全チャネルの信号品質を
・示す符号誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定。
・本方法により,739波長多重した12Gbaud DP-64QAM/16QAM信号を用いて,6モード19コアファイバー伝送実験を行い,ファイバー1芯あたり10.16Pbit/sの伝送容量と周波数利用効率1099.9bit/s/Hzを達成。