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J-GLOBAL ID:201802226710950636   整理番号:18A1803381

ラット脳における乳酸代謝の薬物動態解析のためのL-[3-11C]乳酸のワンポット酵素的合成【JST・京大機械翻訳】

One-pot enzymatic synthesis of l-[3-11C]lactate for pharmacokinetic analysis of lactate metabolism in rat brain
著者 (10件):
資料名:
巻: 64-65  ページ: 28-33  発行年: 2018年 
JST資料番号: D0652A  ISSN: 0969-8051  CODEN: NMBIEO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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乳酸は,この可能性を支持するin vivo証拠が不十分であるが,脳におけるエネルギー源およびシグナル伝達分子として役立つ可能性がある。本研究では,静脈内投与後の血液中の化学型を評価するために使用できるl-[3-11C]乳酸を合成するためのワンポット酵素的合成法を使用し,正常および絶食ラットを用いたin vivo陽電子放出断層撮影(PET)スキャンにおける乳酸代謝の薬物動態分析のためのプローブとして用いた。前駆体と脱保護基の11C-メチル化から得られたラセミ体[3-11C]アラニンをアラニンラセマーゼ,D-アミノ酸オキシダーゼ,カタラーゼ,及び乳酸デヒドロゲナーゼからなる酵素混合物と反応させ,[3-11C]ピルビン酸を経由してl-[3-11C]乳酸を得た。光学純度はHPLCで測定した。インシュリン前処理の有無にかかわらず,Sprague Dawleyラットの動脈血における放射性化学形態を,l-[3-11C]乳酸塩のボーラス静脈注射の10分後にHPLCによって評価した。L-[3-11C]ラクタートを投与した正常および絶食ラットでPETスキャンを行った。L-[3-11C]乳酸塩を50分以内に合成し,それぞれ13.4%,>95%および>99%の減衰補正放射化学収率,放射化学純度および光学純度を有した。血中放射能は,L-[3-11C]乳酸塩注射直後にピークに達し,90秒以内に最小値に急速に減少し,その後徐々に消失した。血液試料のHPLC分析は,L-[3-11C]乳酸塩の投与後10分で[11C]グルコース(78.9%)とl-[3-11C]乳酸(12.1%)の存在を明らかにした。インシュリン前処理は糖新生転換を部分的に阻害し,[11C]グルコースとして55.4%,l-[3-11C]乳酸として38.9%を同時に阻害した。PET分析は絶食ラットの脳組織において非絶食ラットと比較してより高いSUVを示した。著者らは,ワンポット酵素的合成法においてL-[3-11C]乳酸を合成することに成功し,血液中の[11C]グルコースへのl-[3-11C]乳酸の迅速な代謝変換を示した。L-[3-11C]乳酸のPET分析は,in vivoでラット脳における活性乳酸塩使用の可能な存在を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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有機化合物のNMR  ,  その他の物理分析  ,  核化学・放射化学一般  ,  ビタミンB群 
物質索引 (1件):
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