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J-GLOBAL ID：201802227442936767   整理番号：18A2175429

木材の海水浸透性と塩素抽出方法

著者 (6件)： 安藤恵理 (東京都産業技術研究セ) ,  田熊保彦 (東京都産業技術研究セ) ,  杉森博和 (東京都産業技術研究セ) ,  荒川豊 (東京都産業技術研究セ) ,  瓦田研介 (東京都産業技術研究セ) ,  大石正行 (大起理化工業)
資料名： 木材工業  (Wood Industry)
巻： 73  号： 12  ページ： 555-558  発行年： 2018年12月01日 
JST資料番号： F0206A  ISSN： 0026-8917  CODEN： MKOGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・塩素濃度簡易自動測定装置の開発に当たり,木材の塩素含有量の分布および廃木材チップからの塩素抽出条件を検討。
・スギ丸太の海水浸透性の確認により,乾燥材の塩素含有量が木口面から0~1cmの部位が最も高く,深くなるに伴って低下するのに対し,生材のそれは深さ方向における明確な漸減傾向は見られないことが判明。
・淡水による模擬廃木材の洗浄効果の確認は,いずれの部位も1分以内の水洗のみで木材中の塩素含有量が44~63%低下することを示唆。
・廃木材チップに対する塩素抽出条件の検討により,100rpm,10分間の旋回振とうで塩素抽出率95%以上を達成することを確認。
・塩素抽出には,木粉と抽出溶媒である水の固液比は1:100,さらに本抽出液量と容積容量の比は1:25が最適なことが判明。

シソーラス用語： *自動分析計 ,  *塩素 ,  含有量 ,  *木材 ,  海水 ,  浸透率 ,  淡水 ,  撹拌 ,  抽出液
準シソーラス用語： 固液比 ,  浸透性 ,  生材 ,  洗浄効果 ,  *抽出法 ,  廃木材

分類 (1件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z)

引用文献 (7件)：

• 遠藤真弘 : 調査と情報, 719, 1-2 (2011)
• 林野庁 : 森林・林業白書 (平成24年度版), 35-39 (2012)
• NPO法人全国木材資源リサイクル協会連合会 : 東日本大震災における災害木くず運用の提案, 14 (2011)
• 大石正行ら : 日本木材加工技術協会第32回年次大会講演・研究発表要旨集, 5-6 (2014)
• 安藤恵理ら : 東京都立産業技術研究センター研究報告, 8, 130-131 (2013)

タイトルに関連する用語 (4件)： 木材 ,  海水 ,  浸透性 ,  塩素