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J-GLOBAL ID:201802227982645658   整理番号:18A0750722

パスタ用に適するデュラムコムギ新品種「セトデュール」の育成

New Durum Wheat Cultivar ‘Setodure’ with Good Pasta-making Quality
著者 (6件):
資料名:
号: 18  ページ: 13-28 (WEB ONLY)  発行年: 2018年03月28日 
JST資料番号: U1293A  ISSN: 2432-809X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「セトデュール」は,近畿中国四国農業研究センター(現:西日本農業研究センター)において,アメリカのデュラムコムギ品種「Produra」を母,イタリアのデュラムコムギ品種「Latino」を父とする人工交配から育成された,パスタ用に適する日本初のデュラムコムギ品種である。2015年に品種登録出願した(出願番号第30631号)。播性の程度はIで,普通系コムギ品種「農林61号」に比べて,出穂期は遅く,成熟期は同程度からやや遅い。稈長と穂長が短く,耐倒伏性が優れる。収量性は同程度である。穂発芽性は“易”,赤かび病抵抗性は“かなり弱”である。白粒でかなり硬い硬質で,硬質の普通系コムギ品種「ミナミノカオリ」に比べてセモリナ生成率が高く,セモリナ粉砕率が低い。セモリナおよびパスタの黄色みは高く,ゆで麺の硬さと弾力があり,官能評価が優れるが,輸入デュラムコムギ銘柄CWADに比べると,セモリナおよびパスタの黄色みは低く,官能評価がやや劣る。栽培適地は瀬戸内地域の平坦地である。赤かび病にかなり弱いので,適期防除に努め,穂発芽に弱いので,適期播種,適期収穫に努める必要がある。パスタ用に適する蛋白質含量となるよう,また,本品種に適用されるパン・中華麺用の品質ランク区分のたんぱくの基準値が達成できるよう,出穂期以降の窒素追肥等により子実蛋白質含有率を高める栽培が必要である。(著者抄録)
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分類 (3件):
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麦  ,  粉製品  ,  作物の品種改良 
引用文献 (8件):
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