抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ナノセルロースとは,主に木材セルロースを水中で解繊することによって調製される新規バイオ系ナノ材料である。一般にナノセルロースは長さ分布を有しており,長さ分布はナノセルロース含有材料の物性に大きな影響を及ぼすと考えられる。しかしナノセルロースの長さ分布は,未だに顕微鏡観察法によって一本一本の輪郭長を測定することでしか評価できず,水中におよそ数億本以上ある全ナノセルロースの長さ分布を評価することは困難であった。そこで本研究では,顕微鏡観察法に代わる,新たな長さ分布評価法の確立を目的とした。これまでに,CNFの平均サイズは分散液のレオロジー特性と密接な相関関係にあり,レオロジーのアプローチがCNFの物性評価に有用であることが報告されている。本研究ではこれらの知見に基づき,分散液のレオロジー測定からCNFの長さ分布を簡便かつ正確に評価する手法の開発を試みた。(著者抄録)