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J-GLOBAL ID：201802228392534590   整理番号：18A2205515

多置換含酸素縮合多環式化合物の合成を目指した電子豊富アリールアルキンの位置選択的逆電子要請型[4+2]環化付加反応の開発

Development of Regioselective Inverse-Electron-Demand [4+2] Cycloaddition with Electron-Rich Arylalkynes for Access to Multi-Substituted Condensed Oxapolycyclic Compounds

著者 (3件)： 田中健太 (横浜国大 大学院環境情報研究院) ,  星野雄二郎 (横浜国大 大学院環境情報研究院) ,  本田清 (横浜国大 大学院環境情報研究院)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 76  号： 12  ページ： 1341-1351  発行年： 2018年12月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 縮合した酸素-ヘテロ多環化合物は,有機合成化学における魅力的な合成標的の一つである。これらの有用な化合物の中で,クロメン類およびベンゾフラン類は重要な構造モチーフであり,広範囲の生物学的に活性な化合物および光化学物質において見出されている。したがって,多くの研究グループは,これらの化合物を合成する方法論を開発した。ortho-キノンメチドは,有機合成における広い範囲の応用を有する重要な反応中間体である。本報では電子豊富アリールアルキンとortho-キノンメチドとの酸促進逆電子要求[4+2]環状付加反応に関する著者らの最近の研究について述べた。この反応は種々のアリールアルキンに適用でき,高位置選択的環状付加体を与えた。本反応は,生物学的および光化学的に活性な分子の合成のための有用な手段となる官能化多置換クロメン類およびベンゾフラン類への汎用的なアクセスを提供する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *環状付加 ,  *酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  化学合成 ,  アセチレン化合物 ,  キノイド化合物 ,  化学反応 ,  シラン誘導体 ,  環縮小反応
準シソーラス用語： キノンメチド ,  *クロメン類 ,  *ベンゾフラン類 ,  位置選択的反応

分類 (1件)： 酸素複素環化合物一般  (CF07020K)

引用文献 (104件)：

• 1) Benzopyran, see: (a) P. J. Brogden, C. D. Gabbutt, J. D. Hepworth, “Comprehensive Heterocycl. Chem.”, vol. 3, eds. by A. K. Katritzky, C. W. Rees, Pergamon Press, Oxford, 1984, p 573
• (b) G. P. Ellis, “Comprehensive Heterocycl. Chem.”, vol. 3, eds. by A. K. Katritzky, C. W. Rees, Pergamon Press, Oxford, 1984, p 647
• (c) J. D. Hepworth, “Comprehensive Heterocycl. Chem.”, vol. 3, eds. by A. K. Katritzky, C. W. Rees, Pergamon Press, Oxford, 1984, p 737
• (d) K. Mutoh, Y. Kobayashi, J. Abe, Dyes and Pigments, 137, 307 (2017)
• (e) F. Pina, M. J. Melo, C. A. T. Laia, J. Parola, J. C. Lima, Chem. Soc. Rev., 41, 869 (2012)

タイトルに関連する用語 (8件)： 置換 ,  酸素 ,  縮合 ,  多環式化合物 ,  電子 ,  位置選択 ,  環化付加 ,  開発