文献

J-GLOBAL ID：201802228494593208   整理番号：18A1414116

寒冷地域の電線類の浅層埋設実現に向けた管路内滞留水の凍結実験

A Freezing Experiment on Stagnant Water in a Cable Pipeline toward the Shallow Undergrounding of Utility Lines in Cold Regions

著者 (8件)： 大竹まどか (土木研 寒地土木研) ,  岩田圭佑 (土木研 寒地土木研) ,  松田泰明 (土木研 寒地土木研) ,  高橋哲生 (土木研 寒地土木研) ,  蒲澤英範 (土木研 寒地土木研) ,  蒲澤英範 (国土交通省 北海道開発局) ,  吉田智 (土木研 寒地土木研) ,  吉田智 (国土交通省 北海道開発局)
資料名： 寒地土木技術研究  (Monthly Report. Civil Engineering Research Institute for Cold Region)
号： 782  ページ： 2-9  発行年： 2018年07月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 2432-2652  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無電柱化の推進には高額な整備コストの削減が必須であり,低コスト手法の一つとして浅層埋設手法がある。一方北海道のような寒冷地では,凍結や凍上による電力・通信線や管路の機能障害に対する安全性を考慮し,凍結深さより深い位置へ管路・ケーブルを埋設している。しかし,埋設深さの安全性が過大に見積もられている可能性もある。そこで本研究では,管路内滞留水の凍結メカニズムや凍結による光ケーブルへの影響の有無を確認するため,埋設管路の屈曲や満水になった状況を再現した供試体を用いた屋外暴露実験を行った。今回の実験条件においては,ケーブルを凍結深より浅く埋設する場合の問題点は生じなかった。そのため管路内滞水が凍結した場合でも,水が移動できる解放された空間がある状況下であれば,浅層埋設できる可能性があると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *凍結 ,  埋設管 ,  *寒冷地 ,  北海道 ,  埋設 ,  電線 ,  *電線管
準シソーラス用語： *浅層埋設 ,  *電線地中化 ,  *埋設パイプ

分類 (2件)： 電力線路要素・工事  (NB05020V) ,  雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

引用文献 (7件)：

• 国土交通省ウェブページ:無電柱化の現状、 http://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/chicyuka/genjo_01.htm(2018年4月4日確認)
• 国土交通省ウェブページ:無電柱化の整備状況、 http://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/chicyuka/chi_13_01.html(2018年4月4日確認)
• 総務省ウェブページ:報道資料「無電柱化対策に関する調査」、 http://www.soumu.go.jp/main_content/000310632.pdf(2018年4月4日確認)
• 「電線等の埋設物に関する設置基準の緩和について」、国土交通省道路局通達、2016年2月、 http://www.mlit.go.jp/common/001120085.pdf(2018年4月4日確認)
• 岩田圭佑、蒲澤英範、松田泰明、吉田智:「電線類地中化における寒冷地での浅層埋設手法に関する技術開発」、寒地土木研究所月報、No.758、pp.44-49、2016.

タイトルに関連する用語 (7件)： 寒冷地域 ,  電線 ,  埋設 ,  管路 ,  滞留 ,  凍結 ,  実験