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J-GLOBAL ID：201802228836278660   整理番号：18A1494436

E-FRITを用いた空気圧サーボ系の力制御PIDコントローラ設計

PID Controller Design of Force Control of Pneumatic Servo System Using E-FRIT

著者 (3件)： 村山栄冶 (芝浦工業大学システム理工学部) ,  黒澤和磨 (芝浦工業大学大学院理工学研究科) ,  川上幸男 (芝浦工業大学システム理工学部)
資料名： 日本フルードパワーシステム学会論文集(Web)  (Transactions of the Japan Fluid Power System Society (Web))
巻： 49  号： 2  ページ： 42-48(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U1354A  ISSN： 1349-7022  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PID制御方式は,その簡便さと実行の容易さから,ほとんどの産業システムで,広く使用されてきた。本稿で,著者らは,プラントのパラメトリックモデルを使用せず,閉ループ試験データを直接使用して,比例積分微分(PID)制御器チューニングするための,新方法を提案した。拡張仮想基準反復チューニング(E-FRIT)アルゴリズムは,プラントモデルのパラメータを必要とせず,閉ループシステムから収集した実験データのみを必要とする。PIDパラメータチューニングの一種で,1回の実験だけを用いて,理想的パラメータを得ることを可能とする,E-FRITを用いることで,本稿は,空圧サーボシステムに対して,仮想の基準信号を作成し,それによって,求める制御特性を求める制御性能を得るための,PID制御器パラメータをチューニングできるようにする。簡単な最適化問題が設定され,適切な基準モデルが決定され,著者らは,最適化法として,粒子スウォーム最適化(PSO)を使用した。提案方法の有効性が,空気圧サーボ系の,力制御の実験結果により評価された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： スウォーム ,  最適化手法 ,  アルゴリズム ,  *サーボ系 ,  規範モデル ,  最適化問題 ,  制御装置 ,  同調 ,  *フィードバック制御 ,  確率モデル ,  *気圧 ,  周波数解析
準シソーラス用語： PID制御 ,  パラメトリックモデル ,  空気圧 ,  粒子スウォーム最適化

著者キーワード (4件)： PID制御 ,  拡張仮想参照反復チューニング ,  粒子群最適化 ,  空気圧サーボシステム

分類 (1件)： プロセス制御  (IC03040B)

引用文献 (30件)：

• 1) 荒木光彦, 須田信英 : リレー解説PID制御《第1回》PID制御の歴史, 計測と制御, Vol. 36, No. 9, p. 643-647 (1997)
• 2) 村山栄治, 川上幸男 : 空気圧ロボットとモデルベースデザイン, 油空圧技術 2016年3月号, p. 23-29 (2016)
• 3) http://e-frit.chase-dream.com/index.html
• 4) 加納学 : プロセス産業における操業データ活用の実際, 電気学会論文誌C, Vol. 131, No. 4, p. 710-717 (2011)
• 5) 金子修 : FRITの基礎と今後の展開-目標応答への追従問題を中心として-, 電気学会論文誌C, Vol. 132, No. 6, p. 816-819 (2012)

タイトルに関連する用語 (5件)： 空気圧 ,  サーボ系 ,  力制御 ,  PIDコントローラ ,  設計