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J-GLOBAL ID：201802230048949521   整理番号：18A0665006

極早生ウンシュウ「早味かん」の育成

A New Extremely Early Maturing Satsuma Mandarin Cultivar ‘Hayamikan’.

著者 (16件)： 豊福ユカリ (福岡県農林業総合試) ,  松本和紀 (福岡県農林業総合試) ,  桑原実 (福岡県 農林水産部) ,  桑原実 (福岡県農林業総合試) ,  藤島宏之 (福岡県農林業総合試) ,  矢羽田第二郎 (福岡県農林業総合試) ,  大庭義材 (福岡県農林業総合試) ,  牛島孝策 (福岡県 農林水産部) ,  牛島孝策 (福岡県農林業総合試) ,  浦広幸 (福岡県福岡農林事務所 北筑前普及指導セ) ,  浦広幸 (福岡県農林業総合試) ,  大倉英憲 (福岡県 農林水産部) ,  大倉英憲 (福岡県農林業総合試) ,  堀江裕一郎 (福岡県農林業総合試) ,  村本晃司 (福岡県筑後農林事務所 八女普及指導セ) ,  村本晃司 (福岡県農林業総合試)
資料名： 福岡県農林業総合試験場研究報告  (Bulletin of the Fukuoka Agriculture and Forestry Research Center)
号： 4  ページ： 70-76,154-155  発行年： 2018年03月 
JST資料番号： Y0232C  ISSN： 2189-4876  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「早味かん」は,福岡県農林業総合試験場において「ゆら早生」の珠心胚実生から育成した9月下旬に出荷可能な極早生ウンシュウである。育成地(福岡県筑紫野市)において9月下旬時点で9.8度,クエン酸含量が0.89g/100mLとなり,「ゆら早生」に比べて着色の進行とクエン酸の減少が早い。県内産地でも同様の特性を示し,さらにシートマルチ栽培により品質が向上する。「早味かん」は着果過多による2S階級以下の果実の増加が懸念されるが,慣行の7月上旬より早期の6月下旬に粗摘果を行い,葉果比20で着果管理することでMS階級の果実を安定生産することができる。過度の摘果は果実糖度の大幅な低下を招くため,適正着果に留意する。(著者抄録)

シソーラス用語： *温州ミカン ,  植物生理 ,  変色 ,  含有量 ,  マルチ栽培 ,  *摘果 ,  果実【器官】 ,  糖度 ,  栽培管理 ,  結実 ,  福岡県 ,  時期 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸 ,  ポリカルボン酸
準シソーラス用語： *極早生温州 ,  早味かん ,  着色【植物生理】 ,  シートマルチ栽培 ,  着果管理 ,  収穫期

分類 (1件)： 果樹  (FC03042G)

物質索引 (1件)： クエン酸

引用文献 (21件)：

• 相川博志・北村光康・榊 英雄・北園邦弥 (2017) 早生カンキツ'みはや'のシートマルチ栽培による高糖度果実生産と白色化繊布被覆による果皮褪色の軽減. 熊本農研セ研報 24: 37-45.
• 愛媛県立果樹試験場 (1994) 種苗特性分類調査報告書(温州ミカン), p.6-20
• 福岡県園芸振興推進会議 (2016) 平成28年度福岡かんきつ生産販売振興対策会議資料, p.3
• 市ノ木山浩道・前 博視 (2006) 糖度が高い極早生ウンシュウ新品種「みえ紀南 1号」. 三重農研研究成果情報.
• 岩垣 功 (1982) 農業技術体系 果樹編. カンキツ. 基礎技術編. 農文協, 東京, p.27-31.

タイトルに関連する用語 (1件)： かん