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J-GLOBAL ID:201802232781471513   整理番号:18A1913014

GitとRedmineを用いた気象研究所共用海洋モデル「MRI.COM」の開発管理

Development management of Meteorological Research Institute Community Ocean Model (MRI.COM) using Git and Redmine
著者 (5件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 175-188  発行年: 2018年09月15日 
JST資料番号: L1426A  ISSN: 0916-8362  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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著者らの海洋大循環モデル「気象研究所共用海洋モデル(MRI.COM)」は,開発が始まってから20年近くが経過し,気象研究所と気象庁の様々な部門で利用されるようになるとともに,ソースコードの大規模化・複雑化が進んだ。このような状況の下でも,バグの混入や意図しない影響を抑えながらモデルを効率的に開発するため,現代的なソフトウェア開発で用いられるツールと手法を取り入れ,開発管理体制を一新した。まず,ソースコードの開発履歴(バージョン)を管理する「Git(ギット)」を導入した。このツールにより,複数の開発者が複数の課題に同時に取り組む並行開発が可能になった。また,プロジェクト管理システム「Redmine(レッドマイン)」を導入し,開発状況を開発者全員で共有した。このシステムによってデータベースに逐一記録された開発過程が,他の開発者や次世代の開発者にとって財産となることが期待される。これらのツールを用い,さらに開発手順を明確にすることで,開発チーム内の情報共有と相互チェックを日常的に行う開発体制に移行することが可能となったことは,コード品質の向上に大きく寄与している。現在,気象庁では,MRI.COMだけでなく,気象研究所と気象庁で開発しているほぼ全てのモデルをGit(またはSVN)とRedmineで一元的に管理するシステムを構築しており,モデルの開発管理及び共有化が大きく前進している。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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海洋の構造・力学・循環  ,  計算機システム開発 
引用文献 (15件):
  • ファーエンドテクノロジー (2018): redmine.jp. http://redmine.jp/ (最終閲覧日2018年8月2日)
  • Git Project (2018): git. https://git-scm.com/ (最終閲覧日2018年8月2日)
  • 濱野純 (2009): 入門 Git,秀和システム.東京都,340 pp.
  • Jakob, C. (2011): From regional weather to global climate: Progress and challenges in improving models. Presentation at WCRP Open Science Conference: Climate Research in Service to Society. 24-28 October 2011. Denver, CO, USA., https://www.wcrp-climate.org/conference2011/orals/A4/Jakob_A4.pdf (最終閲覧日2018年8月2日)
  • 気象研究所・海洋研究開発機構 (2018): MRI.COM ユーザーページ. http://synthesis.jamstec.go.jp/heroes/docs/html/ (最終閲覧日2018年 8月2日)
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