文献

J-GLOBAL ID：201802232938182850   整理番号：18A0730551

流通穀類食品中のカビ毒(T-2トキシン,HT-2トキシン,ゼアラレノン)の分析実態調査

著者 (1件)： 局博一 (東大 大学院農学生命科学研究科 食の安全研究セ)
資料名： 食品衛生研究  (Food Sanitation Research)
巻： 68  号： 4  ページ： 11-17  発行年： 2018年04月05日 
JST資料番号： F0522A  ISSN： 0559-8974  CODEN： SHEKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・フザリウム属の真菌が産生する3種類のカビ毒の汚染実態調査を2010年度から2015年度の6年間にかけて行った結果を報告。
・3種のカビ毒のFAO/WHO合同食品添加物専門家会議で設定した規格基準を紹介。
・調査方法・分析方法について,分析対象食品目および分析試料数,分析機関,分析方法を,それぞれ説明。
・分析調査結果について,3種カビ毒の各食品目における陽性率と汚染濃度,T-2トキシンおよびHT-2トキシンの陽性率の相関性と平均濃度の相関性,T-2トキシンとHT-2トキシンの各平均濃度の単純合算値およびゼアラレノン濃度の経年変化を,それぞれのデータを示し,紹介。

シソーラス用語： マイコトキシン ,  *食品汚染 ,  穀類 ,  流通 ,  食品分析 ,  実態調査 ,  食品衛生 ,  脂環式化合物 ,  脂肪酸 ,  スピロ化合物 ,  オレフィン化合物 ,  環状エーテル ,  架橋化合物 ,  カルボン酸エステル ,  ポリオール ,  酸素複素環化合物 ,  ケトン ,  大環状化合物 ,  ラクトン ,  多価フェノール ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： *フザリウムカビ毒 ,  定量的調査 ,  陽性率

分類 (1件)： 食品の汚染  (FJ01053P)

物質索引 (3件)： HT-2トキシン ,  T-2トキシン ,  ゼアラレノン

引用文献 (7件)：

• 小西良子:我が国のフザリウム毒素の汚染実態,厚生労働科学研究費補助金(食品の安全確保推進研究事業)食品汚染カビ毒の実態調査ならびに生体毒性影響に関する研究,平成22~24年度総合研究報告書(研究代表者:局 博一),1-19(2013)
• 小西良子:我が国のフザリウム毒素の汚染実態,厚生労働科学研究費補助金(食品の安全確保推進研究事業)基準値の策定に資する食品汚染カビ毒の実態調査と生態影響評価に関する研究,平成25~27年度総合研究報告書(研究代表者:局 博一),1-19(2016)
• 局 博一,花房真和:トリコテセン系カビ毒(T-2トキシンおよびデオキシニバレノール)の毒性評価:酸化ストレス・アポトーシスの役割,JSM Mycotoxins 66(2),129-143(2016)
• Yoshinari, T. et al.: Occurrence of four Fusarium mycotoxins, deoxynivalenol, zearalenone, T-2 toxin, and HT-2 toxin, in wheat, barley, and Japanese retail food, J. Food Protec. 77, 1940-1946 (2014)
• European Food Safety Authority (EFSA) : Scientific Opinion on the risks for public health related to the presence of zearalenone in food, 9 (6), 2197 (2011)

タイトルに関連する用語 (9件)： 流通 ,  穀類 ,  食品 ,  カビ毒 ,  T-2トキシン ,  HT-2トキシン ,  ゼアラレノン ,  分析 ,  実態調査