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J-GLOBAL ID：201802233021179571   整理番号：18A1103394

コンパクトCAR:ICNルータのための低オーバヘッドキャッシュ置換ポリシー

Compact CAR: Low-Overhead Cache Replacement Policy for an ICN Router

著者 (4件)： OOKA Atsushi (National Institute of Information and Communications Technology (NICT)) ,  EUM Suyong (Graduate School of Information Science and Technology, Osaka University) ,  ATA Shingo (Graduate School of Engineering, Osaka City University) ,  MURATA Masayuki (Graduate School of Information Science and Technology, Osaka University)
資料名： IEICE Transactions on Communications (Web)  (IEICE Transactions on Communications (Web))
巻： E101.B  号： 6  ページ： 1366-1378(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0467A  ISSN： 1745-1345  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 情報指向ネットワーク(ICN)は,効率的なコンテンツ普及の能力により,ネットワーク研究コミュニティから注目を集めている。ICNにおけるネットワーク内キャッシング機能は,設計動機付けを達成するために重要な役割を果たす。しかし,コンテンツを効率的に普及する能力により,ネットワーク内キャッシングに関する多くの研究者がいる。ICNにおけるネットワーク内キャッシング機能は,設計目標を実現する上で重要な役割を果たす。しかしながら,多くのネットワーク内キャッシング研究者は,キャッシュに対する方法よりもキャッシュに対するものに焦点を合わせている。前者はネットワークにおけるコンテンツ配置として知られており,後者はICNルータにおけるキャッシュ置換として知られている。キャッシュ置換は,従来は,Webキャッシングとコンテンツ配信ネットワークの観点から集中的に研究されてきたが,従来のアプローチはICNにおけるチャンクの細かい粒度のためにICNに直接適用することができず,これは結果的にアクセスパターンを変化させる。本論文では,ICNが,高性能ICNルータの設計における要求を満たすために,新しいキャッシュ置換アルゴリズムを必要とすることを論じた。次に,従来の手法と比較して,キャッシュメモリの消費を1/10に低減できる,適応置換をもつコンパクトCLOCK((コンパクトCAR)と呼ばれる要件を満たす,新しいキャッシュ置換アルゴリズムを提案した。本論文では,ICNが,高性能ICNルータのための要求集合を満たす,新しいキャッシュ置換アルゴリズムを必要とすることを論じた。本論文における解,適応置換をもつコンパクトCLOCK(コンパクトCAR)は,要求を満たす新しいキャッシュ置換アルゴリズムであった。評価結果は,所望の性能の達成に必要なキャッシュメモリの消費を,FIFOやCLOCKのような従来の手法と比較して,90%低減できることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *情報システム ,  *キャッシュメモリ ,  コンテンツ ,  Web【情報システム】 ,  *情報配布 ,  ルータ【通信】 ,  FIFO ,  通信網 ,  *コンテンツ配布
準シソーラス用語： ICN ,  オーバヘッド ,  コンテンツ指向ネットワーク ,  *コンテンツ配信 ,  *情報指向ネットワーク ,  通信ネットワーク

著者キーワード (5件)： 情報中心ネットワーキング ,  コンテンツ中心ネットワーキング ,  キャッシュ置換アルゴリズム ,  ネットワーク内キャッシング ,  ルータ

分類 (1件)： 通信網  (ND07030A)

引用文献 (27件)：

• [1] V. Jacobson, D.K. Smetters, J.D. Thornton, M.F. Plass, N.H. Briggs, and R.L. Braynard, “Networking named content,” Proc. ACM CoNEXT 2009, pp.1-12, Dec. 2009. 10.1145/1658939.1658941
• [2] L. Zhang, D. Estrin, J. Burke, V. Jacobson, J.D. Thornton, D.K. Smetters, B. Zhang, G. Tsudik, K. Claffy, D. Krioukov, D. Massey, C. Papadopoulos, T. Abdelzaher, L. Wang, P. Crowley, and E. Yeh, “Named data networking (NDN) project,” Oct. 2010.
• [3] T. Levä, J. Gonçalves, R.J. Ferreira, et al., “Description of project wide scenarios and use cases,” Feb. 2011.
• [4] N. Fotiou, P. Nikander, D. Trossen, and G.C. Polyzos, “Developing information networking further: From PSIRP to PURSUIT,” Proc. 7th International ICST Conference on Broadband Communications,Networks, and Systems, pp.1-13, Oct. 2010. 10.1007/978-3-642-30376-0_1
• [5] F.J. Corbato, “A paging experiment with the Multics system,” Technical Report, DTIC Document, May 1968.

タイトルに関連する用語 (6件)： コンパクト ,  ICN ,  ルータ ,  オーバヘッド ,  キャッシュ ,  置換