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J-GLOBAL ID：201802233684710367   整理番号：18A1180839

転居希望の実態とその要因分析 京都市・大阪市における住環境意識調査を通じて

著者 (2件)： 石川路子 (甲南大 経済) ,  福重元嗣 (大阪大 大学院経済学研究科)
資料名： 季刊住宅土地経済  (住宅土地経済)
号： 109  ページ： 20-27  発行年： 2018年07月01日 
JST資料番号： L6043A  ISSN： 0917-3498  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本研究では,京都市,大阪市の若年/高齢層の転居希望に与える影響を,プロビットモデルを用いて分析。
・人々を取り巻く住環境やそれに対するニーズが将来の転居希望に大きな影響を与えることを解明。
・住環境は単に「住みやすさ」だけではなく,「働きやすさ」など生活基盤としての環境を含む可能性を示唆。
・同じ環境特性であっても世代によってそれに対するニーズ,評価が異なることも指摘。
・家計の収入ではなく,土地/建物の賃貸料やローン返済額など居住コストの負担感が人々の転居希望に大きな影響を与えることを論証。
・「住宅を所有しているか否か」といった固定資産よりも流動性の高い資産の保有状況の方が転居希望に与える影響が大きいという点は,今後の住宅政策を考える上で重要なポイントであることを提示。

シソーラス用語： 行為 ,  *因子分析 ,  京都府 ,  大阪府 ,  *住環境 ,  意識調査 ,  *資産 ,  調査 ,  *住宅政策 ,  *プロビットモデル ,  京都市 ,  大阪市 ,  *統計モデル ,  住替え ,  *モデル
準シソーラス用語： *統計模型 ,  引越し ,  転居 ,  保有状況調査 ,  要因分析

分類 (3件)： 住宅問題  (RD03020R) ,  住居地域計画一般  (RD03010G) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (5件)：

• Fukushige, M., and N. Ishikawa (2013) “Targeted Standards for Floor Space in a Government Housing Plan: An Empirical Investigation of the Kanto Area in Japan,” International Real Estate Review, Vol.16, No. 2, pp.209-230.
• Ishikawa, N., and M. Fukushige (2015) “Dissatisfaction with Dwelling Environments in an Aging Society: An Empirical Analysis of the Kanto Area in Japan,” Review of Urban & Regional Development Studies, Vol.27, No.3, pp.149-176.
• 小林庸平・行武憲史 (2008) 「東京圏における1990年代以降の住み替え行動-『住宅需要実態調査』を用いたMixed Logit分析」『季刊住宅土地経済』第68号, 27-35頁.
• 瀬古美喜 (2001) 「高齢世帯の住み替え行動」『季刊住宅土地経済』 第40号, 10-18頁.
• 上杉昌也・浅見泰司 (2010) 「小地域の所得分布推計および転居の所得要因分析」 『東京大学空間情報科学研究センター・ディスカッションペーパー』 第103号。

タイトルに関連する用語 (7件)： 転居 ,  希望 ,  要因分析 ,  京都 ,  大阪 ,  住環境 ,  意識調査