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J-GLOBAL ID：201802233844087434   整理番号：18A2052193

冷間加工した低炭素フェライト鋼の転位密度評価

Evaluation of Dislocation Density in Cold Worked Low Carbon Ferritic Steel

著者 (6件)： 高木節雄 (九州大学名誉教授) ,  高木節雄 (九州大学鉄鋼リサーチセンター) ,  増村拓朗 (九州大学鉄鋼リサーチセンター) ,  Jiang Fulin (九州大学鉄鋼リサーチセンター) ,  土山聡宏 (九州大学鉄鋼リサーチセンター) ,  土山聡宏 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門)
資料名： 鉄と鋼
巻： 104  号： 11  ページ： 683-688(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 転位密度の評価に,低炭素フェライト鋼(Fe-0.0056%C)を用いた。フェライト結晶粒サイズ50μmを持つ焼鈍鋼板を80%減厚まで冷間圧延した後,X線回折分析に供した。転位密度を修正Williamson-Hall/Warren-Averbach法により評価した。その結果,冷間圧延試料では,降伏応力σ_yと転位密度ρ[m^-2]の関係において,式σ_y[GPa]=0.05+18ρ/10⁹が成り立つことを確認した。一方,修正Williamson-Hall方程式のパラメータφの値は,冷間圧延された各試料において正確に推定され,方程式ρ[m^-2]=4.5×10¹⁹φ²がφとρの間に成り立つことが分かった。さらに,冷間圧延ではスクリュー転位成分は減少し,40%以上の冷間圧延を行った試料では,転位がほぼ完全な刃状転位であることを示唆した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *冷間加工 ,  低炭素鋼 ,  *フェライト鋼 ,  *転位密度 ,  結晶粒径 ,  焼なまし ,  鋼板 ,  冷間圧延 ,  X線回折分析 ,  圧下率 ,  *降伏応力 ,  螺旋転位 ,  刃状転位 ,  *フェライト ,  圧延
準シソーラス用語： 修正Williamson-Hall

著者キーワード (10件)： フェライト鋼 ,  冷間圧延 ,  転位密度 ,  修正Williamson-Hall/Warren-Averbach法 ,  X線回折 ,  フェライト鋼 ,  冷間圧延 ,  転位密度 ,  修正Williamson-Hall/Warren-Averbach法 ,  X線回折

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (15件)：

• 1) J.E. Bailey and P.B. Hirsch: Philos. Mag., 5(1960), 485.
• 2) D.J. Dingley and D. McLean: Acta Metall., 15(1967), 885.
• 3) Y. Lan, H.J. Klaar and W. Dahl: Metall. Trans. A, 23A(1992), 545.
• 4) A.J. Goldman: Trans. Am. Soc. Met., 57(1964), 900.
• 5) J.T. Evans and R. Rawlings: Mater. Sci. Eng., 4(1969), 297.

タイトルに関連する用語 (5件)： 冷間加工 ,  炭素 ,  フェライト鋼 ,  転位密度 ,  評価