文献

J-GLOBAL ID：201802235265490888   整理番号：18A0122186

航空写真を用いた2016年熊本地震による益城町の建物被害進行状況の分析

EVALUATION OF THE HOUSING DAMAGE AT MASHIKI TOWN USING THE AERIAL PHOTOGRAPH

著者 (4件)： 小島由記子 (長岡工業高等専門学校) ,  内田至 (長岡技術科学大学 大学院) ,  池田隆明 (長岡技術科学大学) ,  対島宏洋 (長岡技術科学大学 大学院)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 73  号： 4  ページ： I_949-I_958(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2016年4月14日21時26分頃,熊本県熊本地方を震源とするM_j 6.5の地震が発生した.さらに約28時間後の4月16日1時25分頃,同じく熊本県熊本地方を震源とするM_j 7.3の地震が発生した.震源近傍の熊本県益城町では,2度の震度7の地震によって多くの住宅被害が生じた.住宅被害は調査時点までに発生した地震被害の総和であるため,それぞれの地震でどのような被害が出たかは明らかになっていない. 本稿では,M_j 6.5とM_j 7.3の地震の後に撮影された垂直写真から作成された正射投影画像を用いて,建物被害が多く発生した益城町の建物被害の推定を試みた.さらにM_j 6.5とM_j 7.3での被害を比較して,2つの地震による建物被害の進行状況を推定した.(著者抄録)

シソーラス用語： *木造住宅 ,  *震災 ,  状態分析 ,  *大地震 ,  前震 ,  本震 ,  中山間地域 ,  震度 ,  勾配屋根 ,  空中写真 ,  写真撮影 ,  透視図法 ,  パターン分類 ,  破壊モード ,  判定基準 ,  現地調査
準シソーラス用語： オルソ画像 ,  *2016年熊本地震

著者キーワード (6件)： the 2016 Kumamoto earthquake ,  Mashiki-machi ,  aerial photograph ,  ortho photograph ,  housing damage ,  damage index

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (8件)：

• 気象庁:震度データベース,http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/(2016年9月1日閲覧)
• 土木学会西部支部「2016年熊本地震」地震被害調査報告会,http://committees.jsce.or.jp/report/node/117(2016年9月1日閲覧)
• 熊本県災害対策本部:熊本地震に係る被害状況等について(第119報),https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15459.html(2016年9月1日閲覧)
• 長谷川弘忠,山崎文雄,松岡昌志:空撮ハイビジョン映像を用いた兵庫県南部地震による建物被害の目視判読,土木学会論文集,No. 682, pp. 257-265, 2001.
• 境有紀,新井健介,赤松勝之:2009年駿河湾の地震における御前崎市付近を対象とした瓦屋根被害による地震動強さ分布の推定,日本地震工学会論文集,No. 11, pp. 48-71, 2011.

タイトルに関連する用語 (6件)： 航空写真 ,  2016年熊本地震 ,  益城町 ,  建物被害 ,  状況 ,  分析