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J-GLOBAL ID：201802237245779559   整理番号：18A1339561

過疎地域での生活排水・可燃ごみ連携処理の効率評価

A STUDY ON THE EFFICIENCY EVALUATION OF THE COOPERATION TREATMENT OF DOMESTIC WASTE WATER AND COMBUSTIBLE WASTE TREATMENT IN THE DEPOPULATED AREA

著者 (7件)： つる巻峰夫 (和歌山工業高等専門学校環境都市工学科) ,  川崎聡太 (和歌山工業高等専門学校専攻科) ,  中垣和登 (和歌山県庁) ,  山本祐吾 (和歌山大学システム工学部システム工学科) ,  吉田登 (和歌山大学システム工学部システム工学科) ,  吉田綾子 (東京農業大学生物応用科学部生物応用化学科) ,  森田弘昭 (日本大学生産工学部土木工学科)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 6  ページ： II_189-II_200(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 我が国は全体として人口減少下に入っており地方域ではその傾向が顕著である.人口減少の著しい地域では,公共サービスの地域範囲に変化がないため,必要な作業量,役務費等の削減が容易には進まないことが考えられる.一方で,税収及び使用料収入の減少により,持続性に問題が生じることが予想される.本研究では,可燃ごみと生活排水処理の連携処理を考慮することによって,このような地域においても継続可能なシステムを提示することを目的とした.対策として,可燃ごみ収集の効率化のためにディスポーザー導入や,乾式メタン発酵等の適用によるエネルギー回収などを提案してGHG排出量及び処理費用の将来推計を行った.一人当たりに換算して効率性を評価したが,GHG排出量の面では向上が予測されたが,処理費用の面では同程度にとどまった.これには処理量が減少しても削減が難しい人件費,委託費が大きな要因となった.(著者抄録)

シソーラス用語： *下水処理 ,  家庭汚水 ,  過疎化 ,  過疎地区 ,  *可燃性廃棄物 ,  *廃棄物処理 ,  公益事業 ,  温室効果ガス排出量 ,  廃棄物処理装置 ,  家庭ごみ ,  メタン発酵 ,  エネルギー回収 ,  労務費 ,  社会
準シソーラス用語： ごみ収集 ,  ディスポーザ ,  乾式メタン発酵 ,  持続可能な社会 ,  人口減少 ,  *生活排水処理

著者キーワード (4件)： domestic waste water ,  combustible waste ,  GHG reduction ,  depopulated area

分類 (2件)： 下水道工学,廃水処理一般  (SC03010E) ,  ごみ処理  (SC05030O)

引用文献 (42件)：

• 1) 国立社会保障・人口問題研究所:日本の将来人口推計(平成24年1月推計) 結果の概要,p. 20, 2012
• 2) 中尾彰文・山本祐吾・吉田登:人口減少社会における静脈計インフラの統合・連携と技術選択の評価 土木学会論文集G(環境) Vol. 71, No. 6, II_475-486, 2015
• 3) 中久保豊彦・東海明宏・大野浩一:下水処理場とごみ焼却場の連携を軸とした静脈系社会資本更新計画の立案と評価土木学会論文集G(環境) Vol. 68, No. 2, pp. 152-172, 2012
• 4) 勝見慧・藤山淳史・石井一英・古市徹:エネルギー回収に着目した汚泥再生処理センターでの有機系廃棄物集約処理システムに関する検討 土木学会論文集G(環境) Vol. 72, No. 6, II_229-240, 2016
• 5) 矢野順也・平井康宏・酒井伸一ほか計6名:都市ごみ中の厨芥類および紙類の利用システムによる温室効果ガスの削減効果 廃棄物資源循環学会論文誌,Vol. 22, No. 1, pp. 38-51, 2011

タイトルに関連する用語 (5件)： 過疎地域 ,  生活排水 ,  可燃ごみ ,  連携 ,  評価