文献

J-GLOBAL ID：201802239912257606   整理番号：18A1077367

2次元の不均一なコロイド状ダンベルの自己集合

Self-Assembly of Two-Dimensional Patchy Colloidal Dumbbells

著者 (2件)： NAKAMURA Kanji (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN) ,  SATO Masahide (Kanazawa Univ., Kanazawa, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 87  号： 6  ページ： 064601.1-064601.4  発行年： 2018年06月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,引力および斥力の作用する円から成る2次元の不均一なコロイド状ダンベルの自己集合を研究した。コロイド状ダンベルの形状は,それを形成する2つの円の直径,q,および2つの円の質量中心間の無次元距離,l,の比によって特徴付けられる。モンテカルロシミュレーションを行い,qとlの組み合わせを変えることによって種々の自己組織化構造,ミセル,伸長ミセル,直線ストリング,メッシュ状構造,および空隙を有する大きなクラスタが形成されることを示す。qは,コロイド状ダンベルの斥力部分の立体効果を表す。 lは粒子の形状の異方性を表し,引力部分の周辺を増加させる。シミュレーションから,自己集合構造の形状は,lよりもqに敏感であることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *二次元 ,  *コロイド ,  *自己集合 ,  *引力 ,  *斥力 ,  円 ,  直径 ,  無次元数 ,  *自己組織化 ,  *ミセル ,  *クラスタ ,  立体効果 ,  異方性
準シソーラス用語： *ダンベル ,  *メッシュ構造 ,  *モンテカルロシミュレーション ,  空隙 ,  形状 ,  質量中心 ,  不均一

分類 (2件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

引用文献 (24件)：

• S. C. Glotzer and M. J. Solomon, Nat. Mater. 6, 557 (2007).
• S. Jiang and S. Granick, Langmuir 24, 2438 (2008).
• D. J. Kraft, J. Hilhorst, M. A. P. Heinen, M. J. Hoogenraad, B. Luigjes, and W. K. Kegal, J. Phys. Chem. B 115, 7175 (2011).
• Q. Chen, S. C. Bae, and S. Granick, Nature 469, 381 (2011).
• Q. Chen, J. K. Whitmer, S. Jiang, S. C. Bae, E. Luijten, and S. Granick, Science 331, 199 (2011).

タイトルに関連する用語 (4件)： 2次元 ,  コロイド ,  ダンベル ,  自己集合