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J-GLOBAL ID:201802240844463831   整理番号:18A0318739

深部上部マントル中のエクロジャイト鉱物の粒子境界の含水溶液小滴の形態学的安定性

Morphological stability of hydrous liquid droplets at grain boundaries of eclogite minerals in the deep upper mantle
著者 (4件):
資料名:
巻: 112  号:ページ: 346-358(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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沈み込みスラブの玄武岩質部分中のエクロジャイト鉱物の粒子境界における含水溶液小滴の形態学的安定性について,二面角での実験に基づいて検討した。エクロジャイト-H2O系における温度が1000°C,圧力範囲が4から16GPaでの二面角を測定した。ザクロ石-ザクロ石に対する含水溶液の二面角(θGG-L)は,圧力上昇とともに4GPでの46°から12GPaでの66°へと増加したが,12GPaより高圧では弱い減少傾向を示した。単斜輝石-単斜輝石に対する含水溶液の二面角(θCC-L)は圧力上昇によってほぼ一定していた(4GPaで61°,10GPaで59°)。ザクロ石-単斜輝石に対する含水溶液の二面角(θGC-L)は4-10GPaでは73-76°で,常にθGG-LとθCC-Lより高い。2つの固相(ザクロ石と単斜輝石)を含む系中の液相に対する形態安定基準の適用と,4配位の3次元格子へのボンド浸透理論の適用によって,ザクロ石の粒径が単斜輝石のそれと等しい場合,上部マントルの4-14GPaという広範囲に及ぶ圧力条件下にある冷たいスラブ中のエクロジャイト鉱物粒子の縁や角で含水溶液が孤立化することが分かった。したがって,含水溶液小滴を含む玄武岩質地殻は,スラブが冷たい場合は水を最下部上部マントルとマントル遷移帯へ運ぶだろう。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (5件):
分類 (1件):
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岩石成因論 
引用文献 (39件):

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