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J-GLOBAL ID：201802242105036529   整理番号：18A0578492

老化に及ぼす種々の構造型アミロペクチンの影響【Powered by NICT】

Impact of different structural types of amylopectin on retrogradation

著者 (2件)： Vamadevan Varatharajan (Department of Food Science and Nutrition, University of Minnesota, St Paul, MN, USA) ,  Bertoft Eric (Department of Food Science and Nutrition, University of Minnesota, St Paul, MN, USA)
資料名： Food Hydrocolloids  (Food Hydrocolloids)
巻： 80  ページ： 88-96  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0877B  ISSN： 0268-005X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 老化は,糊化澱粉中のグルカン鎖の再結合と再結晶プロセスである。研究の目的は,老化中のグルカン鎖の再結合に及ぼすアミロペクチン構造の影響を調べることであった。四種々の構造型からの17澱粉のアミロペクチン老化は示差走査熱量測定(DSC)により検討した。糊化澱粉は4°Cで10日間貯蔵し,その後10°C/分で10 120°Cから走査した。アミロペクチンの構造形式は転移温度(T_mとT_c),融解温度範囲(T_c T_o)及び遷移のエンタルピー変化(ΔH)に影響した。異なる鎖長カテゴリー間の相関分析と再結晶アミロペクチンの融解パラメータは再結晶過程におけるアミロペクチンの外部鎖の重要性を示すT_m(r=0.90, p<0.01),T_c(r=0.95, p<0.01),T_c T_o(r=0.89 p<0.01),及びΔH(r=0.89, p<0.01)を用いた外部鎖長(ECL)の強い相関を明らかにした。非常に短い外部長さ(ECL 6 8)鎖は老化挙動と負の相関を示した。しかし,ブロック間鎖長(IB CL;強く分岐単位間の距離)は転移温度(T_c:R=0.96,p<0.01,T_c T_o:R=0.97,p<0.01),及びΔH(r=0.91, p<0.01)と正の相関より長い内部鎖セグメントも重要な役割を果たしていることを示唆した,恐らく柔軟性アミロペクチン構造に寄与した。アミロペクチンタイプの澱粉老化挙動はアミロペクチンの骨格モデルを用いた系統的に説明することができた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： エンタルピー ,  再結晶 ,  分子間相互作用 ,  再結合 ,  転移温度 ,  澱粉老化 ,  示差走査熱量測定 ,  柔軟性 ,  融点 ,  *アミロペクチン
準シソーラス用語： 相関分析 ,  鎖長 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 老化 ,  アミロペクチン ,  骨格モデル ,  分子相互作用 ,  示差走査熱量測定

分類 (2件)： 澱粉  (FJ05030W) ,  食品の品質  (FJ01040F)

タイトルに関連する用語 (2件)： 老化 ,  アミロペクチン