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J-GLOBAL ID:201802242138850613   整理番号:18A1919054

日記天候記録から推定した日本における19世紀前半の日射量変動

Fluctuations of Global Solar Radiation in Japan during the First Half of the 19th Century as Estimated from Historical Weather Records
著者 (3件):
資料名:
巻: 127  号:ページ: 543-552(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: G0643A  ISSN: 0022-135X  CODEN: CGZAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本における多くの歴史的文献は毎日の気象記録を含んでいる。毎日の気象記録から歴史的な気候を再構築するために,市野ら(2001)は毎日の気象条件に基づいて全天日射を推定する方法を構築した。11の歴史的文献で見出された気象記録に基づいて19世紀前半の月平均日射を再構築する試みを,飢饉が発生した1836年の特別な注意を払って提示した。全天日射は地球のエネルギー収支における重要な因子であり,水循環と農業生産性に対しても基本的なものである。これは,地球の太陽放射について再構成する事とは,気候物理学と歴史的人間社会についての調査を含むことを意味する。1836年の全天日射の推定月平均値を,1830年代を含む30年間(1821~1850)のデータが一般的に利用可能な日本の11地点における平均推定値と比較した。著者らの推定によると,7月と8月の太陽放射量の値は,東北と南部九州を除いたすべての地点で,それらの暫定値,30年(1821~1850)の平均値である平年値より小さかったが,その差は極端ではなかった。一方,1830年代間の変動は,その前後の他の数十年よりも大きかった。さらに,春(2月,3月,4月)と秋(9月,10月,11月)の推定値は,平均推定値より小さくはなかった。これらの結果は,7月と8月における異常に低い太陽放射を示し,それは,飢饉年に於いて社会に影響を及ぼす重要な気候条件であった可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気候学,気候変動  ,  気象学一般 
引用文献 (17件):
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