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J-GLOBAL ID：201802242240525316   整理番号：18A1561957

外ケーブル方式繊維補強PFC梁の力学特性

Mechanical Properties of Externally Prestressed Fiber Reinforced PFC Beams

著者 (7件)： 河野克哉 (太平洋セメント) ,  柳田龍平 (東京工大) ,  安田瑛紀 (太平洋セメント) ,  中村拓郎 (寒地土木研) ,  森香奈子 (太平洋セメント) ,  多田克彦 (太平洋セメント) ,  二羽淳一郎 (東京工大)
資料名： 太平洋セメント研究報告  (Journal of Research of the Taiheiyo Cement Corporation)
号： 174  ページ： 12-23  発行年： 2018年07月30日 
JST資料番号： F0949B  ISSN： 1344-8773  CODEN： TKHOFN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 繊維で補強した無孔性コンクリート(PFC)は世界最高の圧縮強度を有しており,その構造利用によって構造物の薄肉・軽量化が期待できる。本研究では外ケーブル方式セグメント梁部材にPFCを適用した薄肉で軽量なプレストレストコンクリート(PC)梁の耐荷挙動を検討するため,高いプレストレスを導入したセグメントの接合部を有する梁の曲げ試験を行った。その結果,部材断面下縁のプレストレスを20から40N/mm²と大きくすることで,梁の破壊モードが変化し,耐荷力が大幅に向上することが確認された。また,非線形有限要素法によって,実験の曲げ降伏耐力を良好に再現できることを確認した。PFCを用いた外ケーブル方式セグメントPC構造は,大きなプレストレスを与えることでコンクリート構造物に使用できる可能性を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *繊維強化コンクリート ,  梁 ,  コンクリート構造 ,  *構造力学 ,  圧縮強さ ,  PC鋼材 ,  緊張材 ,  プレストレス ,  プレストレストコンクリート ,  曲げ試験 ,  破壊モード ,  *耐荷力 ,  降伏応力 ,  数値解析 ,  プレキャストコンクリート ,  セグメント ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  荷重-変形関係 ,  コンクリート梁 ,  荷重-変位曲線 ,  非線形有限要素解析 ,  機械的性質 ,  強度 ,  曲線 ,  線 ,  特性
準シソーラス用語： 繊維補強コンクリート ,  無孔性コンクリート ,  圧縮強度 ,  外ケーブル ,  非線形有限要素法解析 ,  プレキャストセグメント ,  荷重-変位関係

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (6件)：

• KONO, Katsuya; NAKAYAMA, Risa; TADA, Katsuhiko. Development of the World's Highest Strength Cementitious Material. 太平洋セメント研究報告. 2015, 169, p.20-29.
• 河野克哉, 森香奈子, 安田瑛紀, 多田克彦. 海岸擁壁の補修工事に適用した繊維補強PFCパネルの製造と性能. 太平洋セメント研究報告. 2017, 172, p.30-39.
• 睦好宏史, 山口統央, Songkiat Matupayont, 徳山清治. プレキャストセグメントを用いた外ケーブル式PCはりの曲げ性状および靱性改善に関する研究. 土木学会論文集. 1996, 544, p.155-165.
• 柳田龍平, 中村拓郎, 河野克哉, 二羽淳一郎.鋼繊維で補強した無孔性コンクリートの圧縮・引張に対する力学モデル. 土木学会論文E2(材料・コンクリート構造). 2018, 74(1), p.10-20.
• 土木学会. 超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案), コンクリートライブラリー 113. 2004, p.11.

タイトルに関連する用語 (5件)： 外ケーブル方式 ,  繊維補強 ,  PFC ,  梁 ,  力学特性