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J-GLOBAL ID:201802243431701870   整理番号:18A0290087

南海トラフ地震発生帯掘削がもたらした沈み込み帯の新しい描像

A new perspective of the subduction zone derived from the Ocean Drilling Program for the Nankai Trough Seismogenic Zone Experiment (NanTroSEIZE)
著者 (12件):
資料名:
巻: 124  号:ページ: 47-65  発行年: 2018年01月15日 
JST資料番号: F0528A  ISSN: 0016-7630  CODEN: CHTZA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2007年開始の南海トラフ地震発生帯掘削計画は,プレート境界で起こる地震発生,断層メカニズムの理解を目的に実施,掘削の結果,これまで以下の主要な成果が得られた。1)南海前弧域は,~6Ma以降の沈み込み,特に2Ma以降の付加体の急成長によって形成され,プレート境界の上盤を形成することとなった。2)プレート境界と分岐断層に沿うすべりは,海底面まで高速ですべり抜けたことがある。3)粘土鉱物に富む断層ガウジは静的にも動的にも,絶対的に弱い。4)掘削によって応力測定に成功した。多くの地点で最大水平圧縮方向はプレートの収束方向とほぼ平行であり,次の南海地震に向けての応力蓄積の進行が示唆される。5)掘削孔設置の観測計が,2016年4月1日に南海プレート境界で72年ぶりに発生した地震による圧力変動を観測した。海底観測網による微小津波観測と同期しており,上盤内の地震時体積収縮を世界で初めて観測した。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (1件):
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プレートテクトニクス 
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