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J-GLOBAL ID：201802244717143806   整理番号：18A1296146

澱粉シンターゼIIA欠損変異イネ系統はジャポニカ米品種より低糊化温度ではい乳澱粉を生産する【JST・京大機械翻訳】

Starch Synthase IIa-Deficient Mutant Rice Line Produces Endosperm Starch With Lower Gelatinization Temperature Than Japonica Rice Cultivars

著者 (8件)： Miura Satoko (Department of Biological Production, Faculty of Bioresource Sciences, Akita Prefectural University) ,  Crofts Naoko (Department of Biological Production, Faculty of Bioresource Sciences, Akita Prefectural University) ,  Saito Yuhi (Rice Research Center, Kameda Seika Co., Ltd.) ,  Hosaka Yuko (Department of Biological Production, Faculty of Bioresource Sciences, Akita Prefectural University) ,  Oitome Naoko F. (Department of Biological Production, Faculty of Bioresource Sciences, Akita Prefectural University) ,  Watanabe Toshiyuki (Rice Research Center, Kameda Seika Co., Ltd.) ,  Kumamaru Toshihiro (Plant Genetic Resources, Institute of Genetic Resources, Faculty of Agriculture, Kyushu University) ,  Fujita Naoko (Department of Biological Production, Faculty of Bioresource Sciences, Akita Prefectural University)
資料名： Frontiers in Plant Science (Web)  (Frontiers in Plant Science (Web))
巻： 9  ページ： 645  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7094A  ISSN： 1664-462X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ほとんどのジャポニカ米品種における胚乳澱粉の糊化温度は,ほとんどのインディカ米品種におけるそれより著しく低い。これは,ジャポニカ米品種(SSIIa~J)におけるStarchシンターゼ(SS)IIa遺伝子の3つの一塩基多型がSSIIa活性を有意に低下させ,インディカ米品種(SSIIa~I)と比較して重合度(DP)≦12のアミロペクチン短鎖を増加させた。SSIIaはトウモロコシおよびジャポニカ米においてSSIおよび澱粉分枝酵素(BE)IIbと三量体複合体を形成し,アミロペクチンクラスタ内の短および中間アミロペクチン鎖(DP≦24)の生合成に重要である。SSIIaの完全な不在がアミロペクチン短鎖をさらに増加させ,糊化温度を低下させ,適切な変異体の欠如により蛋白質複合体を変化させるかどうかは不明であった。ここでは,N-メチル-N-ニトロソウレア変異誘発を受けたイネ品種Kin迷路(ジャポニカ)の約1,500植物のスクリーンからSSIIIa欠損突然変異体イネ系統EM204(ss2a)を同定した。EM204におけるSSIIa遺伝子はイントロン5とエキソン6の間の境界において突然変異し,グアニン突然変異にグアニンを生成し,mRNA転写物におけるエキソン6の欠失をもたらした。EM204の発生中の胚乳におけるSSIIa活性とSSIIa蛋白質は,それぞれ,native-PAGE/SS活性染色とnative-PAGE/免疫ブロッティングによって検出されなかった。SSIIa蛋白質は成熟種子において完全に存在しなかった。発育種子から抽出した可溶性蛋白質のゲル濾過クロマトグラフィーは,EM204におけるSSI溶出パターンが変化し,より多くのSSIが300kDa付近に溶出し,野生型における三量体複合体の分子量に対応することを示した。EM204米穀粒の見かけのアミロース含量は,その親のKin迷路におけるそれより高かった。EM204は,Kin迷路よりもアミロペクチン短鎖(DP≦12)の含量が高く,Kin迷路と比較して,EM204澱粉の糊化温度を5.6°C低下させた。これらの結果は,EM204澱粉が容易に糊化し,ゆっくり逆行する食品および食品添加物の製造に適していることを示している。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 分子量 ,  突然変異 ,  *胚乳 ,  *澱粉 ,  *糊化 ,  *合成酵素 ,  変異誘発 ,  タンパク質 ,  mRNA ,  食品 ,  *品種 ,  野生型 ,  生合成
準シソーラス用語： インディカ米 ,  *ジャポニカ米 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： アミロペクチン ,  アミロース ,  胚乳澱粉 ,  低糊化温度 ,  蛋白質複合体 ,  イネ ,  澱粉シンターゼIIA

分類 (2件)： 酵素生理  (EH02020J) ,  稲作  (FC03020C)

タイトルに関連する用語 (10件)： 澱粉シンターゼ ,  欠損 ,  変異 ,  イネ ,  系統 ,  ジャポニカ米 ,  品種 ,  糊化 ,  はい乳 ,  澱粉