文献

J-GLOBAL ID：201802245217809122   整理番号：18A2045552

房総半島南東沖から採取されたドレッジ試料の放散虫化石年代

Radiolarians from dredged sedimentary rocks from off southeast Boso Peninsula

著者 (3件)： 川村喜一郎 (山口大学大学院創成科学研究科) ,  本山功 (山形大学理学部地球環境学科) ,  吉本佳太 (山口大学大学院理工学研究科)
資料名： JAMSTEC Report of Research and Development  (JAMSTEC Report of Research and Development)
巻： 27  ページ： 77-86(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： Z0796B  ISSN： 1880-1153  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 房総半島南東沖の堆積岩の放散虫化石年代を報告する.KT-12-35次航海では,ドレッジを使用して,勝浦海底谷近傍の急斜面(D03とD04地点)から岩石試料が採取された.これらのサンプルから抽出された放散虫化石群集に基づいて,D03地点の試料(安房堆南東斜面)から8.84~7.74Ma(後期中新世中期),D04地点(勝浦海底谷北側斜面)から4.5~4.3Ma(鮮新世中期)と11.8~9.0Ma(後期中新世前期)の2種類の年代が得られた.これらは,房総半島における三浦層群天津層相当層(前弧海盆堆積体の天津層,付加体の西岬層,海溝斜面海盆堆積体の南房総層群)の年代と符号する.(著者抄録)

シソーラス用語： *北西太平洋 ,  *放散虫 ,  化石群集 ,  *新第三紀 ,  動物化石 ,  半島 ,  地層 ,  付加体 ,  試錐コア ,  海底谷 ,  三浦層群 ,  房総半島 ,  *微生物 ,  *原生動物 ,  *肉質類

著者キーワード (12件)： 淡青丸 ,  放散虫 ,  中新世 ,  鮮新世 ,  三浦層群 ,  天津層 ,  R/V Tansei-maru ,  Radiolaria ,  Miocene ,  Pliocene ,  Miura Group ,  Amatsu Formation

分類 (2件)： 第三紀  (DE02060R) ,  新生代  (DE03040C)

引用文献 (30件)：

• 阿部信太郎, 青柳恭平 (2006), 日本列島沿岸海域における海底活断層調査の現状と課題-海底活断層評価の信頼度向上にむけて-, 電力中央研究所報告, N05047, 1-26.
• 藤岡換太郎, 古田俊夫, 飯山敏道, 古家和英, 中村一明, 中村保夫, 小川勇二郎, 竹内章, 谷口英嗣, 渡辺正晴 (1984), 房総海底崖付近の地質-KT83-20次航海報告, 地震研究所彙報, 59, 267-326.
• 服部陸男, 岩城千恵子, 岡田尚武, 蟹江康光, 秋元和實 (1995), 相模湾と沖ノ山堆列の新第三紀・第四紀石灰質ナノ化石年代と群集解析, JAMSTEC深海研究, 11, 269-278.
• 服部陸男, 田中武男 (1991), 相模湾, 沖の山堆の地質, 月刊地球, 13, 39-41.
• 石井輝秋, 川村喜一郎, 小林励司, 濱元栄起, 山下浩之, 安川和孝, 大田隼一郎, 名取孝人, 吉田尊智, 原口悟, 中村謙太郎, 中野幸彦 (2013), 学術研究船淡青丸KT-12-35研究航海の概要-相模トラフ沿い沈み込み帯の構造と地震発生帯の関係の解明-, 深田地質研究所年報, 14, 29-56.

タイトルに関連する用語 (6件)： 房総半島 ,  採取 ,  ドレッジ ,  試料 ,  放散虫化石 ,  年代