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J-GLOBAL ID:201802245245679256   整理番号:18A0342113

生体方解石とあられ石におけるカルシウムのナトリウムの可変原子価置換【Powered by NICT】

Altervalent substitution of sodium for calcium in biogenic calcite and aragonite
著者 (12件):
資料名:
巻: 202  ページ: 21-38  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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生体CaCO_3中のナトリウム濃度はいくつかの千~百万分の1であり,モルベースで,Naはこれらの炭酸塩における最も豊富な構成微量元素の一つである。それにもかかわらず,CaCO_3中のNaの化学形態はあまりわかっていない。シンクロトロンX線分光法を用いてサンゴ,二枚貝,及び有孔虫により沈殿した生物源の方解石およびアラゴナイト中のNaの主要な分子ホスト部位を同定した。もK端X線近吸収端構造を用いた生物起源炭酸カルシウム中のNaの化学環境を調べ,方解石とあられ石の格子構造におけるCaサイトへのNaの異原子価置換を同定した。生体CaCO_3中の微量カチオンとアニオン濃度は主要な置換メカニズムはCO_3~2空孔の生成による電荷補償を含むことを示唆する。試験した各種の生物相の骨格微細構造におけるほとんど均一なNa濃度は,温度,骨格微細構造,および石灰化速度のような,環境および生物学的制御は骨格Na濃度にわずかな影響を持つことを示した。有孔虫殻の加齢に伴うNa:Ca比の減少は,第四紀堆積物コアから採取した,Naの進行性放出,生体CaCO_3における構造的に置換Naは容易に埋没続成作用中の浸出であることを示唆することを示した。続成作用を受けることを堆積物は,いくつかのNaを放出する水柱に戻るが,生体CaCO_3におけるナトリウム共沈は海洋のNaの潜在的シンクとして機能する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
分類
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岩石圏の地球化学一般  ,  海洋地質学 

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