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J-GLOBAL ID:201802245874664705   整理番号:18A1494997

超高層集合住宅を対象とした非線形多質点系モデルの構築と2016年熊本地震時の地震応答推定

CONSTRUCTION OF NONLINEAR MULTI-DEGREE-OF-FREEDOM SYSTEM MODELS FOR SUPER HIGH-RISE RESIDENTIAL BUILDINGS AND ESTIMATION OF SEISMIC RESPONSES DURING THE 2016 KUMAMOTO EARTHQUAKE
著者 (7件):
資料名:
巻: 83  号: 749  ページ: 963-973(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本では多数の超高層住宅が建設されており,都市部で予測されている将来の大地震の後には,迅速な被害評価が求められる。超高層RC住宅建物の包括的非線形地震応答を評価するために,既存39建物について過去に構造設計に用いた非線形地震応答モデルの構造特性に基づき,非線形多質点系平均モデルを構築した。提案した平均モデルを用いて,2016熊本地震時の九州島における8つの超高層住宅建物の非線形地震応答を評価した。本研究の結論は,以下のようにまとめられる。1)単位面積当たりの質量,線形および非線形ばねについて,非線形地震応答モデルを用いた基準化高さ方向分布の観点から統計的に処理した。いくつかのモデルで用いた曲げせん断ばねを等価せん断ばねに変換した。これらのモデルからの刺激係数も比較し,それらの変化は小さいことが分かった。上記のデータベースから,非線形多質点系の平均モデルを提案した。2)構造設計用入力地震動を用いた非線形応答解析から,非線形多質点系の予測平均モデルを検証した。これらのモデルを用いた建物応答は,2011年東北地震時の,東京首都圏の複数の超高層住宅建物で得られた観測地震動と一致する。3)熊本市における3つの超高層住宅建物の非線形地震応答について,2016年熊本地震時の強地震動記録を用いて,前震と本震の連続地震波入力の影響を調べた。最大層間変形角は本震のみに対するそれよりも大きく,前震の影響は無視できなかったことを意味している。4)提案した平均モデルの最大床応答と層間変形角について,これらの建物の居住者に対するアンケート調査の結果,例えば,テーブル上の小物の散乱,行動困難,家具の転倒や壁紙の亀裂等から推定したものと比較して検証した。高さ方向分布は,非線形応答と2011年東北地震に基づく回帰からの検出応答と良く対応している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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建築物の耐震,免震,制震,防振  ,  構造動力学 
引用文献 (17件):
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