鉄筋コンクリート(RC)壁における破壊状況の違いによる吹き出し圧力の特性

NISHINO Kana; KUBOTA Shiro; WADA Yuji; OGATA Yuji; ITO Norio; NAGANO Masayuki; NAKAMURA Satoki; KUMASAKI Mieko

文献

J-GLOBAL ID：201802248245529094 整理番号：18A0413478

鉄筋コンクリート(RC)壁における破壊状況の違いによる吹き出し圧力の特性

Characteristics of the blast pressure by the difference in fracture situation in the reinforced concrete (RC) wall

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資料名：
巻： 78 号： 5-6 ページ： 124-129 発行年： 2017年12月31日
JST資料番号： F0476A ISSN： 1347-9466 CODEN： STEMCH 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

本研究では,救助作業における小規模爆破の爆風圧特性に焦点を当てている。ボアホール側のピーク過剰圧は,単装薬実験の裏側のピーク過剰圧よりも大きいことが分かった。ボアホール側でのみへこみを生成したタイプA破壊のピーク過剰圧は,タイプB破壊のピーク過剰圧よりも大きかった。タイプB破壊は壁の両側にへこみを生成するので,タイプAよりも壁の破砕に多くのエネルギーが費やされることが予想された。しかし,我々の実験では,裏側のピーク過剰圧はA型およびB型破壊においてほぼ同じであった。ボアホール側のピーク過剰圧を低減するための爆破シートの有効性を災害シーン実験モデルで評価した。爆破シートは,3.5m・kg^-1/3の尺度で発生する最大ピーク過剰圧について,ピーク過剰圧を爆破シートを使用しない場合と比較して約80%減少させた。以前の研究の結果に基づいて,小規模爆破における過剰圧の安全基準を設定した。爆破シートを使用した場合,ピーク過剰圧はこの安全基準よりもはるかに低かった。(翻訳著者抄録)

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災害・防災一般

引用文献 (21件)：

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Y. Nakayama, D. Kim, K. Ishikawa, K. Wakabayashi, T. Matsumura, and M. Iida, Sci. Tech. Energetic Materials, 69, 123-128 (2008).

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