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J-GLOBAL ID：201802249321816922   整理番号：18A1670172

熱硬化性樹脂の緩和弾性率の硬化度依存性

Effect of Degree of Cure on Relaxation Modulus of Thermosetting Resin

著者 (5件)： 黄木景二 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  堤三佳 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  水上孝一 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  松谷浩明 (東レ 複合材料研) ,  佐藤成道 (東レ 複合材料研)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 44  号： 5  ページ： 183-194  発行年： 2018年09月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,炭素繊維強化プラスチック(CFRP)中の熱硬化性樹脂の緩和弾性係数に及ぼす硬化度(DOC)の影響を調べた。最初に,ゲル化後のいくつかのDOCレベルに対するエポキシ樹脂の貯蔵および損失弾性率を動的機械分析(DMA)により測定した。次に,温度の逆数のBoltzmann関数貯蔵と損失弾性率のマスターカーブからのDOCの線形関数として,経験的にシフトファクタを得た。第3に,一般化されたMaxwellモデルに基づいて,緩和スペクトルなどの粘弾性特性に及ぼすDOCの影響を分析するPronyシリーズ展開によって,緩和弾性率を表した。最終的に,示差走査熱量測定(DSC)とDMAで測定したガラス転移温度と損失正接ピーク温度を比較して,それらの温度に及ぼすDOCと負荷周波数の依存性を検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 炭素繊維強化プラスチック ,  *弾性係数 ,  熱硬化性プラスチック ,  *エポキシ樹脂 ,  損失弾性率 ,  動弾性係数 ,  動的機械分析 ,  Boltzmann方程式 ,  流体力学的模型 ,  粘弾性 ,  スペクトル ,  ガラス転移点 ,  ゲル化 ,  温度依存性 ,  *緩和現象 ,  級数展開 ,  示差走査熱量測定 ,  損失正接 ,  Maxwellモデル ,  *緩和弾性率 ,  時間-温度換算則 ,  線形関数 ,  マスタ曲線 ,  機械的性質
準シソーラス用語： CFRP ,  シフトファクター ,  マスタカーブ ,  緩和スペクトル ,  *硬化度

分類 (2件)： 強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  機械的性質  (YH02022L)

引用文献 (18件)：

• 1) T.A. Bogetti & J.W.Jr. Gillespie: <i>J. Compos. Mater.</i>, 26 (1992), 626-660.
• 2) A. Johnston, R. Vaziri & A. Poursartip: <i>J. Compos. Mater.</i>, 35 (2001), 1435-1469.
• 3) J.M. Svanberg & J.A. Holmberg: <i>Composites A</i>, 35 (2004), 711-721.
• 4) N. Zobeiry, R. Vaziri & A. Poursartip: <i>Composites A</i>, 41 (2010), 247-256.
• 5) O.G. Kravchenko, S.G. Kravchenko & R.B. Pipes: <i>Composites A</i>, 80 (2016), 72-81.

タイトルに関連する用語 (4件)： 熱硬化性樹脂 ,  緩和弾性率 ,  硬化度 ,  依存性