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J-GLOBAL ID：201802250255725555   整理番号：18A1981241

タスマニアの森林と林業-木材生産と生物多様性保全-

著者 (3件)： 明石信廣 (北海道総合研究機構 林試) ,  山中聡 (森林総合研) ,  山浦悠一 (森林総合研)
資料名： 北方林業  (Northern Forestry, Japan)
巻： 69  号： 4  ページ： 154-157  発行年： 2018年10月01日 
JST資料番号： Y0115A  ISSN： 0388-8045  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿では,2018年1月19~22日に視察したタスマニアの森林と林業を紹介した。
・タスマニアの木材と日本(近年の日本の木材チップ輸入量のうち約20%がオーストラリアからのものであるが,タスマニアからの木材チップ輸出は2010年頃からは大きく減少している)。
・湿潤ユーカリ林における木材生産と保残伐実験(1997年に皆伐に代わる方法の確立を目的として,ワラ育林システム実証実験が開始された。伐採面積などを変えた7通りの実験区を設定し,鳥類,地表性昆虫,維管束植物などの分類群が追跡調査されている)。
・ユーカリとラジアータマツの人工林(食害する哺乳類の駆除)。
・ウェリントン山の視察。
・中央高原の視察。
・タスマニア州における木材生産と生物多様性保全(法令に基づく皆伐などの規制など)。

シソーラス用語： *森林 ,  *林業 ,  *生物多様性 ,  *環境保全 ,  木材 ,  木材チップ ,  伐木 ,  鳥類 ,  生物分類 ,  法規 ,  タスマニア州 ,  維管束植物 ,  皆伐 ,  *生物多様性保全 ,  木材生産 ,  昆虫綱 ,  *産業 ,  脊椎動物 ,  節足動物 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： 昆虫類

分類 (2件)： 林業一般  (FF01010M) ,  生態系  (EE01040P)

引用文献 (10件)：

• 明石信廣・対馬俊之・雲野明・長坂晶子・長坂有・大野泰之・新田紀敏・渡辺一郎・南野一博・山田健四・石濱宣夫・滝谷美香・津田高明・竹内史郎・石塚航・福地稔・山浦悠一・尾崎研一・弘中豊・稲荷尚記(2017)トドマツ人工林における保残伐施業の実証実験(REFRESH) における実験区の伐採前の林分組成.北海道林業試験場研究報告54:31-45.
• Australian Government Department of Agriculture and Water Resources (2017) Australia's forests at a glance 2017 - with data to 2015-16.
• Baker, S. C. and Read, S. M. (2011) Variable retention silviculture in Tasmania's wet forests : ecological rationale, adaptive management and synthesis of biodiversity benefit. Australian Forestry 74:218-232.
• Forest Practices Authority (2017) State of the forests TASMANIA 2017 booklet.
• Neyland, M., Hickey, J. and Read, S. M. (2012) A synthesis of outcomes from the Warra Silvicultural Systems Trial, Tasmania : Safety, timber production, economics, biodiversity, silviculture and social acceptability. Australian Forestry 75:147-162

タイトルに関連する用語 (5件)： タスマニア ,  森林 ,  林業 ,  木材 ,  生物多様性保全