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J-GLOBAL ID：201802250760681413   整理番号：18A1415692

大気環境保全の現状と対策技術 大気汚染に関わる未解決の課題と欧州での話題

著者 (1件)： 兼保直樹 (産業技術総合研 環境管理研究部門)
資料名： 粉体技術
巻： 10  号： 8  ページ： 687-692  発行年： 2018年08月01日 
JST資料番号： Y0903B  ISSN： 1883-3292  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・大気汚染に関わる未解決の課題と欧州での話題の紹介。
・高度経済成長期型の大気汚染物質である二酸化硫黄の大規模固定発生源での排煙脱硫や燃料油の低硫黄化による環境基準100%達成率。
・PM2.5濃度などの高度経済成長期型の汚染物質に残された課題。
・光化学オキシダント発生源対策の成否およびO₃平均濃度の低下が進まない原因。
・O₃生成レジームとNO_x,VOC削減速度の差,上昇傾向にあるバックグランド濃度などの原因。
・大気中の温度まで冷却されると粒子化する凝縮性ダストの問題。
・日本のバブル経済期の汚染物質の現在のEU域での課題および汚染源の一つとして大きく寄与しているとみられるディーゼル車排気ガス。

シソーラス用語： 大気質基準 ,  *環境保全 ,  *大気汚染 ,  二酸化硫黄 ,  PM2.5 ,  光化学汚染物質 ,  排ガス ,  ヨーロッパ
準シソーラス用語： 光化学オキシダント ,  ディーゼル排気ガス

分類 (1件)： 大気汚染一般  (SB03010B)

引用文献 (7件)：

• 神成陽容、大原利眞:′′オゾン週末効果反転現象のメカニズム′′、大気環境学会誌、44(2)、p.82-90(2009)
• 井上和也、安田龍介、吉門洋、東野晴行:′′関東地方における夏季地表オゾン濃度のNOx、VOC排出量に対する感度の地理分布:第I報 大小2種類の植物起源VOC排出量推定値を入力した場合の数値シミュレーションによる推定′′、大気環境学会誌、45(5)、p.183-194(2010)
• IPCC: ′′Observations: Atmosphere and Surface. In: Climate Change 2013: The Physical Science Basis. Contribution of Working Group I to the Fifth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change′′, Cambridge University Press, Cambridge, United Kingdom and New York, NY, USA (2013)
• 気象庁:′′地上オゾン′′、 http://ds.data.jma.go.jp/ghg/kanshi/ghgp/o3_trend.html(2018年4月26日)
• 大原利眞、鵜野伊津志、黒川純一、早崎将光、清水厚:′′2007年5月8,9日に発生した広域的な光化学オゾン汚染-オバービュー′′、43(4)、p.198-208(2008)

タイトルに関連する用語 (7件)： 大気 ,  環境保全 ,  現状 ,  対策 ,  大気汚染 ,  欧州 ,  話題