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J-GLOBAL ID：201802254117992354   整理番号：18A1228998

階層型連成シミュレーションによる高精細津波遡上計算手法の開発

DEVELOPMENT OF HIGH PRECISION TSUNAMI RUNUP CALCULATION METHOD COUPLED WITH STRUCTURE ANALYSIS

著者 (9件)： 有川太郎 (中央大学 理工学部都市環境学科) ,  関克己 (中央大学 研究開発機構) ,  大木裕貴 (中央大学大学院 理工学研究科 都市環境学専攻) ,  平野弘晃 (中央大学大学院 理工学研究科 都市環境学専攻) ,  千田優 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 津波高潮研究グループ) ,  荒木和博 (みずほ情報総研株式会社 サイエンスソリューション部) ,  石井宏一 (株式会社計算力学研究センター 技術部) ,  高川智博 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所 津波高潮研究グループ) ,  下迫健一郎 (国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_325-I_330(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,津波の波源から構造物の倒壊・破壊まで一連の計算を行うため,5つの異なるシミュレーションを連成させた仕組みを構築した.具体的には,津波の波源から伝播までは,静水圧を仮定した準三次元モデル(STOC-ML)を用い,それと海表面をVOF法で計算する単相のNavier-Stokes方程式(CADMAS-SURF/3D)を接続させ,さらに,気相の影響を考慮するため,単相のVOF法から気液2相のVOF法(CADMAS-2F)へ接続し,最後にFEMで計算される構造・地盤計算(STR)へ接続した.その妥当性の検証を既存の実験と比較を行ったところ,良好に一致する結果が得られ,さらに,実際の港湾に近いモデルで検討し,防波堤の滑動を確認し,本計算手法の妥当性を確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *シミュレーション ,  階層構造 ,  津波 ,  *津波遡上 ,  *数値解析 ,  構造物 ,  精度 ,  Navier-Stokes方程式 ,  流動解析 ,  防波堤
準シソーラス用語： VOF法 ,  高精度 ,  *連成解析

著者キーワード (5件)： tsunami ,  coupling analysis ,  breakwater ,  damage ,  numerical simulation

分類 (2件)： 波浪,潮流  (DC06040R) ,  流体動力学一般  (BC02010G)

引用文献 (7件)：

• 1) 李光浩,水谷法美 : Immersed Boundary法による数値波動水槽の構築とその応用に関する研究-水平円柱周りの波浪場への適用-,海岸工学論文集,Vol. 54,No. 2,pp. 821-825,2007.
• 2) 有川太郎,秋山実,山崎昇 : 数値波動水槽とDEMのカップリングによる固気液3相計算システムの開発,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 67,No. 2,pp. I_21_I_25,2011.
• 3) 有川太郎,富田孝二 : 階層型シミュレーションによる高精細津波遡上計算手法の開発,港湾空港技術研究所報告,Vol. 53,No. 2,pp. 3-18,2014.
• 4) 中村友昭,水谷法美 : 津波の越流による海岸堤防裏法尻の洗掘に関する大規模実験の数値シミュレーション,日本流体力学会誌,vol. 35,pp. 379-390,2016.
• 5) 富田孝史,本多和彦,千田優 : 高潮津波シミュレータ(STOC)による津波被害解析手法,港湾空港技術研究所報告,Vol. 55,No. 2,pp. 3-33,2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 階層 ,  シミュレーション ,  津波遡上 ,  計算 ,  手法 ,  開発