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J-GLOBAL ID：201802255015316179   整理番号：18A1570319

新しい補正法による真空下における低熱伝導率材料の熱伝導率測定

Measurement of Low Thermal Conductivity using New Correction Method under Vacuum

著者 (5件)： 冨岡孝太 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  大関駿太郎 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  太刀川純孝 (宇宙航空研究開発機構 宇宙科研) ,  大村高弘 (和歌山工高専) ,  長坂雄次 (慶応大 理工)
資料名： 熱物性  (日本熱物性学会会誌)
巻： 32  号： 3  ページ： 104-111  発行年： 2018年08月31日 
JST資料番号： X0597A  ISSN： 0913-946X  CODEN： NEBUE4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 長期の低温環境を経験する探査機では,断熱材の有効熱伝導率が探査機内部の温度を決定する重要なパラメータとなる。本研究の目的は,小さいサイズの次世代宇宙機用断熱材の有効熱伝導率測定を行うことを目的としている。断熱材の有効熱伝導率測定は,保護熱板法によって行われるのが一般的である。しかしながら,宇宙用断熱材の有効熱伝導率は10^-3~10^-4(W/(m・K))オーダーであるため,熱損失の影響が相対的に大きくなり,測定値の信頼性が低い。そこで,熱損失源となる箇所に温度制御を施した小サイズ(130×130mm)の保護熱板法装置を試作し,正確な有効熱伝導率測定を試みた。また,試験体温度差を変更した測定を繰り返し行うことで,実際に生じている熱損失量を推算する方法を考案し,測定精度の向上および装置の健全性の確認を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： *熱伝導率 ,  真空 ,  *熱量測定 ,  機能材料 ,  宇宙飛行体 ,  温度分布 ,  温度制御 ,  信頼性 ,  測定精度 ,  測定データ ,  *断熱材料 ,  熱損失 ,  宇宙空間
準シソーラス用語： 試験体 ,  精度の向上 ,  低温環境 ,  *熱伝導率測定 ,  補正法 ,  *有効熱伝導率

分類 (2件)： その他の熱的変量の計測法・機器  (AD06040R) ,  熱伝導  (PA02020Z)

引用文献 (10件)：

• [1] D. G. Gilmore, “Spacecraft Thermal Control Handbook Volume I: Fundamental Technologies”, (2002) 167, The Aerospace Corporation.
• [2] S. Tachikawa, R. Takagi, Y. Mizutani, Y. Hiasa, A. Ohnishi, “Performance Evaluation of New Thermal Insulation System with Polyimide Foams”, Proc. 41^st International Conference on Environmental Systems, (2011) AIAA 2011-5257.
• [3] K. Tomioka, S. Tachikawa, K. Kawahara, Y. Nagasaka, “Radiowave Transmissive MLI with Dielectric Multilayer Films”, Proc. 61^st Space Sciences and Technology Conference, (2017) 3F16.
• [4] K. Tomioka, S. Tachikawa, K. Kawahara, Y. Nagasaka, “Design and measurement of radiowave transmissive thermal control mirror”, J. Spacecraft and Rockets, 53-6 (2016) 1043-1050.
• [5] T. Ohmura, “Measurement Error Reduction Method for Thermal Conductivity of Thermal Insulations Using GHP Method”, Proc. 3^rd International Forum on Heat Transfer, (2012).

タイトルに関連する用語 (4件)： 補正法 ,  真空 ,  熱伝導率 ,  熱伝導率測定